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顔面麻痺・発症から完治まで

Facial Paralysis / From onset to complete cure

更新日:2019/10/29
発症から初期診断、入院決定まで入院初日|||||

掲載日:2019/10/24

発症から初期診断、入院決定まで

■2019年9月3日(火)

 2019年9月3日の朝、顔を洗っていると右目に水が入って来ました
「あれ?何で?」
 「何か変」と思いながら洗顔を終えてうがいをすると、今度は右の口元から水がこぼれてしまいます。
「あれれ?何で」
 改めて鏡を見ると右の口元が開いています。開けているつもりはありません。口元を閉じたり右側に引き上げようとしても動かない

 脳から指令を送っているのに1mmも動きません。不安が過ります。


■2019年9月4日(水)

 不安の中一日を過ごし、一晩寝れば治るかと淡い期待を抱いて翌朝を迎えましたが、症状は治るどころか更に悪化した様子。右目を固く閉じようとしても閉じられず、涙がこぼれています。気になりながらも朝食をとると、右の口元から味噌汁がこぼれてしまいます。

 「これは、脳梗塞に違いないっ!」

 そう判断して、すぐに地元の脳専門病院のM病院に駆けつけました。即入院になることも想定して、カミさんに運転してもらって、診察も同行してもらいました。

 一時間ほど待つうちに診察室へ呼ばれ、状況を説明し、問診を受け、手足の動きや眼球の動き、顔の動きなどの診断を受け、血液検査MRI検査を受けることに。その結果・・・
  • 過去に脳内に脳梗塞と脳出血の痕跡は認められない
  • 現在においても同様。
  • 顔面麻痺と思われるので、下記3病院での受診を薦められる。
    • (1)麻酔科専門病院・G病院(前橋市)
    • (2)耳鼻科(特定の病院の指定なし)
    • (3)市内の総合病院・I病院(現在、他の疾病で通院中なので。該当科は不明)

 上記3病院についての説明を受けた結果、麻酔科専門病院であるG病院で受診することを決定。紹介状を書いてもらい、MRIの画像データを受け取り、これでM病院での診察は終了です。脳のMRI検査が異状なしだったのは安心しましたが、今後の治療を考えると不安が残ります。ちなみに、紹介状や画像データは封筒に収めて閉じられ、患者である私が開封することはできません。

■2019年9月5日(木)

 翌日5日に受診したかったのですが、5日は麻酔専門医である院長さんが休診で、翌々日の9月6日に受診することに。何もしないで丸一日待つのも不安なので、顔面麻痺についてウェブ検索し、国立病院機構・熊本医療センターのサイトで「顔面神経麻痺について、顔面神経麻痺のリハビリについて」との記事を発見。記事によれば、

顔面麻痺

 顔面麻痺には中枢性(脳腫瘍など脳の病気で起こるもの)と末梢性(神経の末端に近い部位)とあること、見分けるには「額の皴(しわ)寄せ」ができれば中枢性、できなければ末梢性の可能性が高いこと、自分の場合には額の右側は皴一本なく伸び切っていたので、恐らく末梢性であること、治療効果は発症から治療開始までが早ければ早いほど上がること
などの情報を得ました。

 不安が高じたのは、別のサイトで見つけた記事。それは・・・
 発症後半年以上過ぎると、顔面神経が脂肪やタンパク質に変質してしまい、その場合には自身の他の神経(太ももなど)を移植する手術も必要で、手術しても完治するとは限らないとの記事です。自分は発症してから3日目の受診なので、多分大丈夫だろうと思いはするものの確信はありません。

■2019年9月6日(金)

 不安を抱きながら前橋市にある麻酔科専門病院・G病院で受診。開院前に到着し、午前9時には受診。問診を受け、額のしわ寄せ、目の開閉、「イー」や「ウー」の発音、眼球の動きなどの診断を受け、

 末梢性右顔面神経麻痺

 と診断され、入院して治療することになりました。顔面麻痺の様々な症状をチェックし、その結果を40点満点で数値化して記録するとのことで、初診時における点数は11点/40点でした。100点満点に換算すれば28点。赤点です。このテストは治療の途中と退院時にも記録するとのことで、今後の治療によってどれだけ高得点を得られるか、期待と不安が入り混じります。

 主な治療方法は

高気圧酸素療法

 看護士さんから高気圧酸素療法と、その効果を上げるための星状神経ブロック注射について詳しい説明を聞き、婦長さんから入院計画や入院に関する注意点の説明を受けて一旦帰宅。
 洗面具や着替え、部屋ぎ、モバイルPCやiPad等の入院準備をして、6日の午後1時30分には入院しました。発症してから3日目の入院です。(2019/10/24 記)

掲載日:2019/10/28

入院初日

■2019年9月6日(金)

 午前9時に受診し、一旦帰宅して入院準備し、午後1時30分には入院。入院後すぐに処置が始まりました。
時間 処 置 内 容
13:43 点滴(ラクトリンゲル液フソー500mL)・・・点滴時間は約1時間。
    効能・効果:循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正
15:00 レントゲン検査(首回りと顔)
15:10 星状神経ブロック注射

星状神経ブロック注射

 首の左右の交感神経(緊張をつかさどる神経)の節(塊)を、主に局所麻酔薬により一時的に遮断することにより、各種病気の病状緩和や治療を行う。
 ベッドに仰向けになり、右の首筋に注射。注射時に、注射位置から下に向かって、”ズンッ”と重圧感を感じる。注射後10分間安静
15:40〜 高気圧酸素治療開始(1回目)

高気圧酸素治療(HBO)

 高気圧酸素治療(HBO:Hyperbaric Oxygen Therapy)とは、大気圧よりも高い気圧を加え高濃度の酸素を吸入することにより、酸素不足から生じる様々な病気を改善する治療法。治療時間は通常1時間30分。

加圧時間(10〜15分)+高圧状態で60分+減圧時間(15分)=85〜90分

 1回目のため、治療内容や治療を受けるにあたっての注意点の説明を受ける。
【注意点】
  • 治療装置内への所持品の持ち込みは厳禁
  • 下着は綿100%を着用。化学繊維・絹は静電気を起こすので禁止。下着本体が綿でも、ゴム部分が化学繊維の下着は禁止。ゴム部分も綿の製品は少ないので、下着は着けないことが最適。綿の厚い治療着を着るので、裸ではない。
  • 耳抜き」ができること。加圧により鼓膜が押され耳痛が起きるので、耳抜きができることが必須です。
    「耳抜き」は・・・
    • ツバを飲み込む。飴玉をなめる。口を大きく開けてあくびをする。
    • 鼻をつまみ、口を閉じ、「プー」っと息を吐く。
    私の場合には鼻をつまむ方法で容易に耳抜きができました。
    「耳抜き」ができない場合には、鼓膜に空気を通す細い管を通す処置などを行うよう。
  • 治療前にトイレを済ませること。約1時間30分間、治療装置内に入るので、事前のトイレは必須。我慢できなくなった場合でも、減圧時間の15分間は外に出られないので、限界の15分前には治療中止を伝えること。
16:00〜
17:30
 説明を受けた後、早速治療開始。装置の中は気温の変化が起きるので、治療着の上にタオルケットをかける。
  • 加圧:初回につき、加圧は通常の時間(10〜15分)より多めの時間(20分)をかける。加圧時には身体が温かくなる。「耳抜き」は加圧時に10数回行った。
  • 気圧一定後、60分高濃度酸素を吸入。体温の変化なし。
  • 減圧時:耳抜きは禁止。自然に空気が抜けるので心配なし。減圧時には身体が冷える。

 症状

  • 右目を完全には閉じれない。目が弛む。涙が出る。洗顔時に右目に水が入る。
  • 右の口元が弛む。うがい時に水がこぼれる。
  • 食事の時、右側の唇と歯の間に食べ物が溜まり、口の動きでは移動できない。
  • 右の口元を引っ張ろうとしてもビクとも動かない。
  • 口をすぼことができない。





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