このページでは、主にインターネット利用に関するコンピュータの記事を掲載します。 大項目は下記のメニューの通りです。コンピュータの用語集はウェブ上や本屋さんに溢れているので、このページでは、管理人・丸男の自己体験を踏まえた言葉で説明します。[ 建設用語集 ]共々、どうぞよろしくお願いします。 →下記はこちら(別ページが開きます)
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このページで現れるコンピュータ用語 | |
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インターネット閲覧ソフト(ブラウザ)、ウェブサーバ、ドメイン、URL、DNS、レジストラ HTML、スタイルシート、タグ、アップロード、FTP、リロード、スタイルシート、CSS、cgi、PHP、Java、JavaScript、CMS、Geeklog(ギークログ)、XOOPS(ズープス) |
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動画撮影、記録画素数、動画コマ数、EMBEDタグ、ダウンロード後の再生、ストリーミング再生、ストリーミングサーバ、再生プレーヤー、動画ファイル形式、MediaPlayer、QuickTime、RealPlayer、Flash Video、iTunes、(オーディオ)mp3,mp2,cda,wav,wma,aac,m4a,m4b,mp4,acp,m4p,m4a,mov,aif,aiff,au,acp、(ビデオ)vob,mpeg,mpe,mpg,avi,divx,wmv,mov,qt,swf,flv、コーデック、エンコード(符号化)、デコード(復号)、動画ファイルの変換、Free Video Converter |
IE(インターネットエクスプローラ)の使い方 | ブラウズ、画像の処理 |
ブログ作成 | テンプレート、ブロガー、トラックバック |
レンタルサーバー | 標準装備cgiソフト、PHP、迷惑メール対策機能、DNS、FTP、移設 |
ウィルス対策 | ウィルス、ワクチンソフト、アンチウイルスソフト |
ハードウェア | CPU、クロック周波数、メインメモリ(主記憶装置)、外部記憶装置、ハードディスク、CD(光ディスク)、FD、MO、マザーボード(メインボード) |
ファイルの圧縮 | テキストファイル、画像ファイル、PDFファイルなどの圧縮 |
共通 | キャッシュメモリ |
先週来、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」のニュースが話題になっています。通常のコンピュータウィルスはメールの添付ファイルを開いたり、ネットからファイルをダウンロードするなど、本人がネットを介してウィルス内臓の何らかのアプリを実行してしまうことで感染しますが、今回の「ランサムウエア」は、Windows10のセキュリティーに対する脆弱性を狙って侵入し、ネットに接続しただけでも侵入されるとのこと。 感染すると、ビットコインによる身代金を要求され(感染したとしても、もちろん支払う必要はありませんが)、PC内のファイルが暗号化され壊されてしまうとのこと。 この被害に遭っているのは、多数のPCを使用している企業などに多く(*1)、原因と対策を調べると、Windows10を最新状態に更新しているPCでは被害に遭っていないとのことです。 それでは自分のPCのWindows10が最新状態かどうか、どのように調べたらいいでしょうか?Windwos8以前は、「スタート」→「コントロールパネル」の操作で簡単にWindows Update画面を表示することができましたが(*2)、Wondows10では異なっていますので、以下に、Windows10の最新状態の確認方法を整理しました。 (1)スタートボタン→設定まず、PC画面左下の「スタートボタン」(下の画面@)を左クリック。ボタンの上にメニューが表示されますので「設定」(下の画面A)を左クリック。(2)更新とセキュリティ設定画面が表示されたら「更新とセキュリティ」(下の画面B)をクリック。(3)更新とセキュリティ「更新とセキュリティ」画面が表示され、画面左側のメニューから「Windows Update」をクリックすると、画面右側に更新状態が表示されます(下の画面のC)。ここで「お使いのデバイスは最新の状態です。」と表示されていればOK。最新でない場合には、「更新プログラムのチェック」(下の画面のD)をクリックし、最新状態に設定します。以上です。(2017/5/20 記) (*1)企業や役所などの大組織では、PC使用台数が多いため、更新作業は管理部門の指示で一斉に行うようで、個人がリアルタイムに更新することに比べて、遅れる傾向にあるとのことです。 (*)今朝(2017/5/20)のNHKテレビで、IT専門家が「『スタートボタン』」をクリックし『コントロールパネル』画面を表示させ・・・」とコメントしていましたが、自分用にカスタマイズ設定していない限り、この操作では「コントロールパネル」は表示されないと思い(全ての機種で調べた訳ではありませんが)、当記事を書きました。 |
ウィルス(Virus)は非常に難儀な存在です。 せっかくのパソコンライフを不愉快で不安で敬遠すべきものにしてしまいます。風邪のウイルスが病弱や体調不調の人に次々に蔓延することになぞらえて、コンピュータの世界でもそれがネットを通じて蔓延していくので「ウイルス」と呼んでいますが、このために、パソコンユーザが費やす負のエネルギは計り知れないものです。 情報処理推進機構(IPA)がウイルス感染や不正アクセスなどによる企業の被害についてまとめましたが、2005年の被害状況は、企業の平均的な被害額で、中小企業が1社あたり430万円、大手・中堅では1億3000万円とのことです。 この金額は、システム・データ復旧コストと、システム停止による逸失売り上げを合算するもので、顧客への補償や謝罪広告、訴訟費用、風評被害による売り上げ減少などの「二次的被害」は除いているとのことです。 ■ウィルスの侵入経路 ウイルスの実態は実に様々で、次々に新種が現れ、侵入経路も巧妙になっていますが、通常は以下のような入り口から侵入します。 @インターネットからダウンロードしたソフト Aメールに添付されているウィルスソフト Bメールの本文にリンクされている先に埋め込まれたウィルス Cインターネットで閲覧(ブラウズ)中にウェブサーバ側で起動するウィルス Dブラウザにアドインされているソフト(映像や音楽再生)のデータファイルから感染 E組織(会社や役所)のLAN(ローカルエリアネットワーク)内で、「共有ファイル」のフォルダに感染 Fマクロ機能があるファイル(マイクロソフト社のOffice製品など)のマクロを実行することで感染 ■ウィルスによる障害 これらのソフトを実行すると、次のような障害が起きます。 @ユーザのパソコンのメールアドレス帳が盗まれる。 Aユーザのパソコンのメールアドレス帳の相手に複製したメールが自動送信される。 Bユーザのパソコンのcookie(クッキー)に保存されている情報が盗まれる。 CユーザのパソコンのOSを破壊する。通常はOSを制御する重要なファイルを削除してしまう。 Dある日時を過ぎると突然画面にメッセージや画像を表示させ、パソコンのOSを破壊する。 コンピュータが企業用であれば、上記障害によって発生する顧客への損害、売り上げ減少、信用失墜などの事業損失が計り知れません。 これらのウィルスソフトをどこの誰が何の目的で作成し、氾濫させているのか不明ですが(当たり前ですね。分かっていればすぐに逮捕しますからね)、私の想像では外国のOSやネットワーク技術を熟知した優秀なソフトウェアエンジニアが作成しているのかと思っています。 以前、アメリカのハッカーがドイツの空港で逮捕されたり、フィリピンのハッカーが自国で逮捕されたニュースを聞いたことがありますが、日本にはWindowsやMacOS、Unix、LinuxなどのパソコンのOS、また各種ブラウザ(IE、Firefox・・・)やブラウザ上のアドインソフト(映像や音楽再生)、メールソフト、GoogleやYahooなどの検索エンジン、表計算やワープロ(WordやExcel)、CADや図形処理ソフト(AutoCAD、Photoshop等)、ネットの添付ファイルの標準文書圧縮ファイル(pdf)・・・等々、これらの重要なソフト開発技術や普及で世界をリードしているものがほとんどないので、幸か不幸かこのようなウィルスソフトを作る知識や土壌が少ないと思うからです。 もっとも、今ではウィルスを生成するためのソフトも広まっているとの情報もありますので、こう言うソフトを入手した人が自分に知識がなくても簡単に広めることができるので、恐怖です。ちょうど放火の愉快犯のような状況で、古今東西、どんな世界にもこう言う状況は発生するんですね。 ■ウィルス対策ソフト(ワクチンソフト、アンチウィルスソフト) ウィルスに対してはワクチンと言うことで、ウィルス対策ソフトをワクチンソフトと言うこともあります。 ウィルス対策ソフトはウィルスソフトを撒き散らす者がいなければ不要な対策なので、非常に不本意ですが、自分のパソコンがネットに繋がっている限り、自分の不注意で他人に迷惑を掛けることもあるので、不満を言っているだけでは済まされません。 ウィルス対策ソフトは大体以下のような作業を行っています。 (1)パソコン内の全てのファイル(プログラムやデータ)を走査(スキャン)して、ウィルスと同じパターンがファイル内に含まれていないかを検出し、除去、修復する。 (2)メール受信時に添付ファイルにウィルスが入っていないかを検出、除去する。 (3)インターネットでファイルをダウンロードしようとした時に、ウィルスが含まれていないかをチェックする。 (4)新種のウィルスが現れると、その駆除用のパターンファイルを自動更新(ソフトによってですが)する。 上記のような作業を要求されたタイミングで、あるいは常時バックグラウンドで作業しています。 よく「ウィルス対策ソフトをインストールしたらパソコンの動きが遅くなった」という苦情を聞きますが、これはバックグランド作業でパソコン内のファイルをスキャンしているからで、その分のCPU負担やメモリ消費が、ユーザが本来行っているソフトの動作に影響を与えているからです。ウィルス対策ソフトを動かすためにパソコンを使っている訳じゃないのに、本当に頭に来ますよね。総務省や経済産業省も頭痛の種で、色々と対策を取りネットでもノウハウを公開していますので、そちらも検索してみてください。 私は以前マカフィー社のウィルスソフトを使用していましたが、今はノートンのインターネットセキュリティを使用しています。以前は下記の無償ソフトを使用していたこともあります。 「AVG Anti-Virus Free Edition」日本語版 Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vistaに対応し、非商用目的に限り無償で利用可能 有償のウィルス対策ソフトを下記に示します。どのソフトがいいのか比較研究はしていません。マカフィーは余りに重かったのでノートンに切り替えましたが、ノートンにしても本業のソフトの機動性が下がるのは変わりありません。しばらくの間、ウィルスソフトを外して使用し、その快適さに便利していましたが、ウィルスに感染してしまうのも怖いので、仕方なくまた対策ソフトを入れた次第です。 最近は、ネットに繋がったパソコンを使うならば、ウィルス対策ソフトを動作させてもパソコンの機動性の低下を招かないよう、メモリー容量を増やしCPUを高機能にすべきなのかと、半ば諦めて考えています。本当にウィルスソフトには困ったものです。 |
パソコンのハードウェアは通常は下記の機器で構成されています。 ■中央演算処理装置(CPU:シーピーユー:Central Processing Unit) プログラムを主記憶装置に読み込み、その命令によりデータの入出力や様々な数値計算を行い、また周辺機器の制御等を行います。CPUはその処理速度が重要な役割です。 通常はCPUの性能はクロック周波数で評価します。クロック周波数は1秒間に回路が何回同期を取れるかと言うことで、1秒間に1回ならば1Hz(1ヘルツ)です。例えばクロック周波数=1GHz(1ギガヘルツ)とは 1GHz=1,000MHz(1メガヘルツ)=1,000,000KHz(100万キロヘルツ)=1,000,000,000Hz(10億ヘルツ) となりますから、「1GHzは1秒間に10億回の同期回数」となります。同期回数が必ずしも正しい処理回数とは一致しませんが、一般的にはこの同期回数がCPU性能の目安になります。 それにしても1秒間に10億回の処理(正しくは同期)を行うわけですから、人間の力をはるかに超えています。それでは具体的にこの処理回数が何の意味を持つのかと言いますと、ここから先は難解な世界へ入りますので、私も適当な事は書けません。例えば、123.456×678.901と言う簡単な乗算においても、いくつもの命令(処理)が行われますので、必要な処理回数はCPUに対する命令の内容で異なります。皆さんが下記のような言葉に接することがありましたら、これらの命令に関する言葉です。 処理系・・・ ポーリッシュ記法(Polish Notation)、アセンブラ、スタック、レジスタ、算術加算(ADDA)、論理加算(ADDL)、算術減算(SUBA)、論理減算(SUBL)、論理積(AND)、論理和(OR)、排他的論理和(XOR)、ロード(LD)、ストア(ST)、ロードアドレス(LAD)、PUSH、POP 数値の持ち方・・・ 整数、実数、浮動小数点、仮数部、指数部、固定小数点、単精度、倍精度、16ビット、32ビット、64ビット ポーリッシュ記法は簡単に覚えることができます。この記法はコンピュータに対する命令(スタックメカニズム)に非常に適しています。 例えば 100+3×(200/25+500)/600 をポーリッシュ記法で表記しますと 100,*,3,*,200,*,25,/,500,+,×,600,/,+ となります。(*)は一番手前のスタックに格納(Enter)する意味です。特徴は演算子の優先順序さえ意識していれば、式の左側から出てきた順序に処理できると言うことです。 余談ですが・・・ヒューレットパッカード社の電卓がこのポーリッシュ記法に対応していて、私も35年間、非常に重宝に愛用していましたが最近壊れてしまい、近所の電気屋量販店に行きましたら普通の電卓しか置いてなくて、仕方なく普通の電卓に替えました。 余談の余談・・・ヒューレットパッカード社の電卓持参でお客さんと仕事の打ち合わせをしていた時に、 「あ、その電卓ちょっと貸して」と言われ、 「あ、あ、あの・・・」と言っている間に使い始めて、 「何だ、この電卓は。=キーがない!」 「えぇ、まぁ、あのぉ、代わりにEnterキーが・・・・、スタックメカニズムのちょっと変わった電卓でして。どうもスミマセン」 と私が謝る必要もないのですが、何ともバツの悪い思いをしたことがあります。 現在有名なCPUには下記製品があります。 ・インテル社のPentium(ペンティアム)とその廉価版のCeleron(セレロン) ・ADM社のAthron(アスロン)とその廉価版Duron(デュラン)。です。 ■主記憶装置(メインメモリ:main memory、または単にメモリ) CPUがあるプログラムを実行するためには、ハードディスク等の外部記憶装置に入っているプログラムやデータを一旦この主記憶装置に読み込んでから実行します。主記憶装置は処理が高速の代わりに、電源が供給されなくなると内容が消えます。DRAMとかSRAMと言う部品が、この装置です。 主記憶装置は価格が高いので必ずしも十分な量を設備できないのが一般的で、不十分な構成で大容量のデータを処理し、一辺に全てのデータやプログラムを読み込めない場合、CPUは外部記憶装置の情報を必要に応じて読み込んで対応します。この動作をオーバーレイと言いますが、余りにも主記憶装置の容量が不十分だと、実際に必要な処理時間よりも、オーバレイ時間の方がかかってしまい、作業効率が落ちます。 良く、「Wordの動きが遅い」と言う質問を受けてハードウェア構成を確認すると、このメインメモリが非常に少ないのに容量の大きな画像を読み込んでいたりする場合が大半です。CPUとメインメモリのバランスは重要なことですがいずれも予算との相談なので、良く考えて決めましょう。また、パソコンをセットで購入後、CADソフトで大規模図形を処理したり、大サイズの画像を扱う事などが増えた場合、メモリを増設することを検討することをお勧めします。メモリ増設はハードマニュアルを参照しながら行えば、誰でもが簡単に行えます。メモリの1ボードの単位によっては、それ以前に装着されていたメモリボードをはずす必要も出てきます。これを大切に保存していても、なかなか次に使う機会がないのが残念ですが。 最近のパソコンでは1セット6万円台のパソコンでもメインメモリが1GB(1ギガバイト=1,000MB=1,000,000KB)程度は装備されています。パソコンの元祖PC98も当初の頃(1985年頃)はメインメモリが256KB程度でした。今の約4,000分の1です。しかも価格もパソコン一式で50万円程度。隔世の感ありです。 ■外部記憶装置 主記憶装置に比べて処理速度が遅い代わりに、電気が切れていても記憶しています。記憶方式は磁気や光学処理、あるいはその併用等があります。処理速度や容量の大きさが重要です。 磁気方式にはHD(ハードディスク)、FD(フロッピーディスク)、MT(Magnet Tape:磁気テープ)が、光学処理にはCD(コンパクトディスク)が、併用処理にはMO(マグネットオプティカルディスク:光磁気ディスク)等があります。 本体に内蔵するタイプと取り外しが自由(リムーバブル:Removable)なタイプとがあります。 最近のパソコンではHDの容量も40GB〜80GB程度装備されています。また古い話になりますが、1988年頃、20MBの外部HDを20万円で購入した時は、その容量の大きさと速さに感動しましたが、20MBと言えば80GB(=80,000MB)の4,000分の1です(偶然にもメインメモリの変化と同じような比率です)。 ■I/O機器(I/O装置) CPUにデータを渡す装置を入力(input)機器、CPUから外部に出されたデータを処理する装置を出力(Output)装置と言います。入力装置にはキーボードやマウス、スキャナ等、出力装置にはディスプレイやプリンタ等があります。 |
■マザーボード コンピュータの主用電子回路を構成する基板をマザーボード(Motherboard)あるいはメインボード(Mainboard)と呼びますが、先日、不要になったパソコンを処分する時、ちょっと興味が湧いたので本体を分解し、マザーボードを取り出してみました。 パソコンはOSがCP/M-86やMS-DOS時代からの付き合いなので、かれこれ30年ほど使っていて、自作したことはありませんが、メモリやCPUの交換、I/Oデバイスの追加などはたまに行っていたので、マザーボードにお目に掛かるのも初めてじゃないのですが、今回、面白い発見をしましたので、ちょっと紹介したくなりました。 面白い発見と言っても、レベルの高い話じゃなく、マザーボードが実は都会の姿に良く似ていると言う発見なんです。言葉で説明するより、画像で見た方が伝わると思いますので、まず下の画像をみてください。 どうですか、大きなビルやタンク、マンションなどが並ぶ都会の姿に見えませんか? これはマザーボードの各パーツに窓を描き加えたり、屋上を平らにしたり、緑をちょっと加えただけで、元画像の形状や配置はほとんどいじっていません。元は下の画像で、パソコン本体から引っこ抜いた途端に街の姿をイメージしましたので、ちょっと遊んでみた次第です。 デジタル社会を支配するコンピュータの心臓部・マザーボードが、人間が住むアナログ社会の都会の風景に似ていること、とても面白く思いました。なんて、マトリックス始め、CGを駆使したハリウッドのSFX映画の見過ぎと言う感じがしないでもありませんが(^^;)。(2013/6/18 記) |
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パソコンでメールの添付ファイルを受信したり、インターネットでソフトやカタログ、画像等をダウンロードしようとすると、「圧縮ファイル」と言う言葉に出くわすことがありませんか。 ファイルの圧縮とは、基本的に元ファイルの内容を変えずにファイルの容量を小さく(=圧縮)することです。なぜ圧縮するかと言いますと、容量が大きいファイルをメールやインターネットで送受信すると、送信者側も受信者側も通信時間や費用がかかり、また、パソコンのディスクも大きい容量を必要とするからです。同じ内容なら、小さいサイズの方が経済的です。 (1)ファイル圧縮の全般的な話ファイル圧縮で有名なのがLZH形式とZIP形式。LZHファイルは日本の医師・吉崎さんと言う個人の方が作成したことが話題になり、MS-DOS時代やWindowsがZIP形式圧縮ツールを標準装備するまでは、主流の形式でした。今では、アンチウィルスソフトがLZHに未対応などの理由で、LZHファイルの使用を停止する動きもあるようです。ただ。WIndows-XP以前までのソフト資産はLZHで圧縮保存されていることが多く、環境を確認した上での利用は続くと思われます。1)圧縮方法の簡単な説明例として、下の文章を圧縮してみます。この文章には空白が7個あります。
圧縮前・・・文章の容量は16個の全角文字+7個の全角空白+1行目の改行=23×2バイト(Byte)+1=47バイト(全角は1文字で2バイト使用。改行は1バイト使用)。 これを圧縮するのに、同じ文字(この例では全角空白(空白もコンピュータに取っては「文字」と同じ扱い))が続いていることに注目し、この例では下記のように考えます。
この例では、37/47=79%となり、21%圧縮できました。78%を圧縮率と言います。 2)更に進んだ圧縮の考え方 下記の例で説明します。
圧縮前・・・68文字×2バイト=136バイト 圧縮後・・・53文字×2バイト+6文字(「インストール」分)×2バイト=118バイト 圧縮率・・・118/136=87% 多くの圧縮方式は簡単にはこのような方法で圧縮しています。実際にはより複雑で進歩的な方法で行っているようですが、詳しくは専門書等をご参照ください。 (2)画像ファイルの圧縮当サイトにはアフィリエイトとしてグーグル広告を貼っています。これはグーグルアドセンスと言い、グーグル社が提供するクリック収益サービスの一環ですが、収益はさて置き、ウェブ制作者に取って貴重な情報を時々教えてくれます。いわゆるウェブサイトのSEO対策的な情報です。昨日、アドセンス管理画面のメッセージを読んでみると、 「広告リクエストが最も多いページのパフォーマンスの分析です。サイトのパフォーマンスを改善すると、ユーザーにとっての利便性の向上やトラフィックの増加につながります。 分析したページ・・・http://www.go-isesaki.com/(当サイトのトップページ:)」・・・とあります。言い換えれば、「閲覧が多いページを分析したところ、表示時間に関して改善項目があります。」と言うことです。詳細な開発者用画面で該当ページを分析すると、種々のアドバイスがズラズラ〜っと表示され、詳細は省きますが、その中で共通に指摘していたことが「画像ファイルを圧縮すれば##%縮小します」と言うことです。以下はその原文です。
「えっ?JPEGなどの画像ファイルはそもそも圧縮形式になっているんじゃないの?!」 と言うことでした。ところがこのアドバイスを更に読み進めると対策が出ていて、実は画像ファイルも更に圧縮できることが分かりました。しかも、拡張子を変更せずに、元の名前と同じで保存できます。早速にウェブで「画像ファイル 圧縮 フリーソフト」で検索すると、日本製、外国製とたくさんのソフトが見つかりました。手始めに今回は日本の矢倉さんと言う方が作ったcarmineと言うJPEG圧縮ソフトをダウンロード&インストールし、トップページに貼ってある固定的なJPEGファイル8個を圧縮してみました。結果は332KiBが272KiBに圧縮され、圧縮率=272/332=82%、圧縮サイズ=60KiBでした。 「何だ、大した量じゃないじゃないか」と指摘されそうですが、当サイトは個別ページに直接訪れる方よりもトップページから入る方が圧倒的に多いので、トップページに関しては僅かの努力も怠れません。それに、画像ファイルも品質を劣化させずに更に圧縮できることを知ったことは、今後のウェブ運営やIT作業にも大いに有益なことです。 ITに携わって40年、マイコンから大型汎用機、オフコンやワークステーション、パソコン・・・と数々のコンピュータに触れ、変遷に関与して来ましたが、今更ながらに知る新技術。以前得た知識が頭の中で固定概念化して停滞していたこと、恥ずかしいばかりです。 参考にこのソフトの圧縮方法を下記に記しておきます。(ソフト説明文を参照しました)
今回もまた勉強になりました。(2013/8/8 記) |