埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)の奥秩父北東部に位置する峡谷・中津峡(なかつきょう)。埼玉県の指定名勝です。峡谷の長さ9km、周囲は高さ100mの絶壁に囲まれ、11月上旬には黄葉・紅葉に染まります。 2018年11月2日、空は雲一つない快晴。秩父市街地を抜け、埼玉県と山梨県をつなぐ国道140号(彩甲斐街道)を走り、滝沢ダムを過ぎる頃、鋼アーチ橋「中津川大橋」の手前で道はT字路に。 「紅葉にはまだ早かったのだろうか」 ダム湖を取り囲む山々の木々はまだ色づき始めたばかり。 この日、紅葉狩りだけでなく、中津川の上流「秩父鉱山」も目的地の一つだったので、躊躇せずT字路を右折。右折するとすぐに現れるのが「雷電烏頭山(らいでんうとうやま)トンネル」、中津峡への入り口です。 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」じゃありませんが、まさにトンネルを抜けると今までの風景が一変。期待通りの、いや期待以上の、黄葉に染まる中津峡が現れました。 中津峡の黄葉狩りは初めての体験。狭い谷間を流れる中津川。川の水は限りなく澄み渡り、清らか。時々現れる断崖絶壁。遠方に見える特徴的な形の山々は登山を誘います。そんな景色の中で、赤や黄色に色づく落葉樹。しかも感動すべきはその距離の長さ。永遠に続くかのような距離です。 この日、中津峡の間にいくつかあるトンネルの一つが破損の危険があるようで、車両は通行止め。上流の1/3区間は徒歩での散策。往復9kmです。それが幸いして、歩くスピードでの紅葉狩りを楽しみ、飽きるほどに満喫しました。帰宅して万歩計を確認すると、19,767歩。いい運動にもなりました。(2018/11/8 記) |
動画で紹介黄葉に染まる中津峡 2018/11/2(3分26秒) |
中津峡の山々を染める黄葉 2018/11/2 中津峡の垂直の岩壁と紅葉・黄葉 2018/11/2 遠方に見える奇勝の岩稜、山々は黄葉に染まります 2018/11/2 中津峡の岩壁にへばり付く木々も黄葉 2018/11/2 |
中津峡の谷間でひと際目立つ紅葉 2018/11/2 中津峡の紅葉・黄葉 2018/11/2 |
秩父鉱山の東方にそびえる両神山 2018/11/2 秩父鉱山の東方にそびえる両神山。登山口「上落合橋登山口」はここからすぐ。 2018/11/2 |
中津峡の地図 (c)Google Map |