高山社跡 投稿者:春松 投稿日:2012/09/12(Wed) 20:53 No.943 こんばんは。 今日は午後から高山社跡に行ってきました。 途中、緑の稲田に昔ばなしにでも出てきそうな形の山々の風景がとても綺麗でした。 伊勢崎から車で30分足らずで、こんな素敵な山村に来られただけでも感激です! 高山社跡の駐車場の横にはいい沢が流れているし、お屋敷周りの佇まいは最高のロケーションですね! 立派な長屋門をくぐると案内のおじさんが近づいてみえて、母屋の中を親切に案内してくださいました。 蚕室と言われるこの母屋は、イケメン!高山長五郎氏から数えて4代目の当主の奥様が10年お独り暮らしをされ、 3年前に藤岡市が買い取って一般公開する運びとなったそうです。 建物の構造、しくみはGo!伊勢崎さんの記事でバッチリ予習していったので、おじさんのお話もよ〜くわかりました。 特に天井に炉を入れる木箱が付いているのは、明治初期の空調システムを見るようで圧巻でした! それと質素倹約の精神か? 余計なお金をなるべくかけないで養蚕を営んでゆくというのが、長五郎氏のポリシーだったそうです。 「なんとかして蚕を病気にしないで、いい繭ができないものか!!」 名主としても村民の生活のため、養蚕の改良に心血注ぎこみ寝食を忘れるほどの実験を繰り返したという長五郎氏の不屈の精神を 垣間見たようなひと時でした。 添付:943.jpg (126KB) Re: 高山社跡 - 春松 2012/09/12(Wed) 21:01 No.944
高山社跡の左奥の山に高山家の菩提寺があることを、案内のおじさんから教えて頂いて帰りにちょっと寄ってみました。 菩提寺への道はローギアでゆっくり登るほどのかなり急な坂道でしたが、風情あふれる山寺に辿りつくとほんとにいい気分です。 Re: 高山社跡 - 春松 2012/09/12(Wed) 21:07 No.945 本堂裏手の苔むした石段を登ると、長五郎氏と左に奥方の孝子さんのお墓が仲よく並んでありました。 明日は伊勢崎市の田島弥平旧宅見学と繭クラフト体験会が、素晴らしい会になりますように心からお祈りしてます! Re: 高山社跡 - 丸男 2012/09/12(Wed) 23:57 No.946 春松さん、高山社跡へ行かれたんですね。 しかも、長五郎氏の菩提寺まで行かれて。 菩提寺から眺める高山社跡も、鳥瞰図のようで、いいですねぇ。 明日の田島弥平旧宅見学と繭クラフト体験会・・・ 具体的には取材だけなのか、あれこれと手伝った方がいいのか、 行ってみないと何とも分からないのですが、 取り敢えず駆け付けて、あれこれと動いて来ます。 Re: 高山社跡 - 春松 2012/09/14(Fri) 01:32 No.947 丸男さん、お返事ありがとうございました。 今回は高山社跡についても、色々とわかってきて興味が出てきました。 昨日は家内がお世話になりました。 島村のイベントは大盛況だったようですね! 16日は赤堀の田島弥平展に行ってみようと思ってます。 丸男さんはじめ皆さんと、またどこかでお会いできる日を楽しみにしてます! Re: 高山社跡 - 祥 2012/09/14(Fri) 22:36 No.948 春松さん・あおぞらさん・丸男さん・ふるさとさん 昨日は大変お世話様になりました。特にあおぞらさん助かりました。 作ったことがないストラップを作る手伝いをさせられてしまい大変だったと思います。 でも上手に手伝っていただきありがとうございました。また機会がありましたら是非 お願いいたします。 春松さん高山社に行ってらしたんですね。菩提寺までお参りしてきたんですね 素晴らしいです。 Re: 高山社跡 - 丸男 2012/09/14(Fri) 23:56 No.949 祥さん、昨日はご苦労様でした。 講師もすっかり慣れていて。 昨日祥さんや参加者の姿を見ていて思ったのですが、 今後、島村訪問者に対して、繭クラフト体験教室を提供できるといいですね。 それとやっぱり資料館+カフェ+休憩所+案内所+軽食の施設(店?)が一軒欲しいですね。 島村の桑蕎麦、島村の桑コンニャクおでん、島村の桑茶、桑の実ジャム、桑パン などを飲食できて、資料が置いてあって、誰か案内役が常駐していて 繭クラフト教室が適宜開かれて・・・なんて。 Re: 高山社跡 - ふるさとの歌 2012/09/15(Sat) 17:11 No.950 春松さん、祥さん、丸男さん、こんにちは。 世界遺産登録に向け、来年、イコモスの現地調査が予定されています。 イコモスの現地調査では、構成資産周辺の景観がかなり重要視されるようです。 関係者の話を聞けば聞くほど、世界遺産登録に向けて超えなければならないハードルの厳しさを感じます。 一例として、以前から当掲示板でも話題になり、丸男さんご指摘の >それとやっぱり資料館+カフェ+休憩所+案内所+軽食の施設(店?)が一軒欲しいですね。 売店等の新たな施設、トイレの建設は、景観を損ねる恐れのあるため無理のようです。 既存施設を活用したお土産屋さん、カフェでなくてはなりません。 また、現状でも緊急車両の進入が困難な島村周辺の狭い道路の拡幅、これも厳しいようです。 高山社跡や荒船風穴に比べ、地域の生活圏の中に位置する田島弥平旧宅、現状の景観を維持するため、 どこまで地域住民の理解を得られるか、今後の大きな課題です。 行政関係者は一様に、できないことを強調します。 しかし、ハードルは高ければ高いほど、山登りは登り坂が険しければ険しいほど、登り切ったときの達成感は大きいはずです。 仕事が楽だと感じたときは、人生の下り坂を転げ落ちているときです。 困難なこと、試練ににぶち当たったときこそ、みんなで知恵を出し合いましょう。 Re: 高山社跡 - 春松 2012/09/15(Sat) 19:42 No.951 こんばんは。 世界遺産にめでたく登録されたとしても、いい状態を維持してゆかなければならない義務がありますね。 登録はゴールではなく、スタートと言ってもいいですね。 もし周りの景観が悪化してしまうと、2009年のドイツ「ドレスデン・エルベ渓谷」のように登録から抹消されてしまうかもしれません。 この抹消は市民の交通の利便性を優先したり費用がかさむことを理由に、ドレスデン市が景観の維持を拒否したためだったようです。 遺産も大事だけど、今を生きる住民の暮らしも大事。世論調査をやったりして出た結論だったようです。 世界遺産マイスターの佐滝剛弘さんもブログの中で、「世界遺産への登録は、観光地としてお墨付きをもらったということではなく、 全人類共通の宝物として認められた遺産を地元が次世代に責任を持って継承することを宣言したという意味合いを持ちます。」と語られてました。 願わくは島村地区、特にバッファゾーンにお住まいの皆さまの深いご理解と、周りの伊勢崎市住民も世界遺産に目覚め一丸となって バックアップしてゆけたら理想ですね。 多くのハードルを越えてゆくには、地域住民の努力が必要不可欠なんでしょうね! さきほどの佐滝剛弘さんのブログですが、次なる世界遺産を目指す日本の候補として「富岡製糸場と絹産業遺産群」をまずますの注目株としているようです。 ヨーロッパの技術を取り入れて完成した近代大工場が、生産された生糸を逆に欧米に輸出して「絹のストッキングの大衆化」というファッション革命を世界にもたらし 「ダイナミックな海を越えた文化交流の起点となった施設」ということで紹介されてます。 東洋で最初の産業革命が、富岡製糸であったということだけでも説得力ありますね! その辺り、明日の「世界に馳せた田島弥平」の講演とも関連しそうで横浜開港資料館の先生のお話を楽しみにしています! 明日はノートとペンなんか持参したりして、丸男さんの分までよく聴いてきますからね〜。 Re: 高山社跡 - 丸男 2012/09/15(Sat) 20:19 No.952 ふるさとさん、みなさん、 島小の前の最近閉じたと言う酒屋さんとか、 JA島村の建物とかを利用できるように相談するのはどうでしょうかねぇ。 看板は立てずに、概観に少し手を加えて和造りのいい感じにして。 Re: 高山社跡 - ふるさとの歌 2012/09/15(Sat) 21:58 No.953 丸男さん 閉じた商店や公共施設の再利用、まさに今後の検討課題ですね。 新たな施設の建設にしても、景観を損なわないデザイン、資材を活用すれば可能かと思います。 本日、東京駅丸の内駅舎の復元工事が完了し、一部ライトアップが行われました。 島村でも景観を損なわない施設の建設や復元、知恵を出せばできるはずです。 是非、景観サポーターのみなさんのアイデア、よろしくお願いします。 Re: 高山社跡 - 祥 2012/09/16(Sun) 20:59 No.954 ハードルを一個ずつ見つけてはクリアしていきたいですね。 お互いに見つけてみんなでクリアですね。 あと1年きっと島村が変わっていますように。合掌m(_ _)m |