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山梨県、福島県、神奈川県、茨城県の山案内

▲鳳凰三山(山梨県) ▲明神ケ岳(神奈川県)
▲仙丈ヶ岳(長野県、山梨県) ▲筑波山(茨城県)
▲安達太良山(福島県)
▲会津駒ガ岳(福島県)

安達太良山(あだたらやま) 1700m

(福島県二本松市)

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●登山日:2002年6月8日(土)〜9日(日)・晴れ

 初日: 伊勢崎を早朝5:30に出発。東北自動車道を佐野藤岡IC〜二本松まで走り、あだたら高原スキー場の駐車場に8:40着。駐車場を9:05に出発するが、トイレやらゴンドラ待ち(たまたま60人余りの団体登山客の後になった)で、ゴンドラ山頂駅に着いたのは9:30。準備運動をしていよいよ9:40登山開始。
 山頂駅から安達太良山まではゆったりとした勾配で、低木に囲まれた山道を登る。緑が繁ってリュックや頭がそこかしこでぶつかる。途中から視界が開けて、目の前に安達太良山頂を見ながら歩く。山頂は岩峰で、360度の展望を楽しめる。

 安達太良山から鉄山への道は小砂利で滑りやすい。草木もない。途中から突然「沼ノ平」の息を呑むような風景が現れる。大げさでなく「死の谷」と言った風景。緑一つ無く、赤茶けた火口壁に囲まれたドロドロした粘土のような不気味な沼で、「草津白根」の青緑色した湯釜の風景も不気味だが、それ以上に凄い。日本も広い、地球はまだ生きている、と言った心境になる。


沼ノ平


イワカガミ

安達太良山頂


矢筈ガ森


 鉄山はその名の通り、黒い色をした岩峰で、緑一つない。安達太良山までの緑に囲まれた風景と対照的だ。

 初日は鉄山登山の後、くろがね小屋に到着。小屋の前からは岳温泉へ引っ張っている温泉のパイプが通っていて、こちらが源泉だ。お湯は少し白濁したやや熱めの湯で、白い湯花がいっぱい混じっている。石鹸厳禁でただ温まるだけの湯で、男湯、女湯に分かれている。男湯の湯船には4人くらい入れる。小屋は100人くらいの客で込んでいたが、それでも、風呂はそんなに混まずに入れた。ただ、温まるだけなので、交代が早いせいだろう。入湯後、体がすべすべとする。山小屋での温泉は贅沢気分で気持ちがいい。
 2日目
 勢至平のレンゲツツジがちょうど見所だった。途中からは烏川の渓流沿いの「あだたら高原自然遊歩道」を下り、途中いくつかのを見ながらスキー場駐車場へ到着。
 たっぷり時間があったので、磐越高速を使って会津まで足を伸ばし、白虎隊の飯盛山、鶴ケ城を見学、会津塗りの漆器のショッピングを楽しんでの「登山と旅行」の山行きでした。

勢至平のレンゲツツジ

魚止滝
(あだたら高原自然遊歩道)
●同行者=10人
●タイム
初日 3時間45分(休憩時間を除く)
8:40/9:05 あだたら高原スキー場P。駐車場は100台以上可。トイレ完備。
9:40 ゴンドラ山頂駅。
11:40/12:45 安達太良山頂 見晴らし抜群。100人を超える登山者でいっぱい。山頂直下になだらかで広い平地があり、昼食を広げる場所探しには困らない。
13:30/14:00 鉄山。見晴らし抜群だが、風景画殺伐としているせいか、安達太良山に比べて訪れる人が少ない。私達の他には2名いただけ。
15:00 くろがね小屋

2日目 1時間55分 (休憩時間を除く)
6:45 くろがね小屋発。
8:30/9:00 魚止滝(あだたら高原自然遊歩道の一番下流の滝)。
9:10 あだたら高原スキー場P着

仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ) 3,033m

(長野県伊那市、山梨県南アルプス市)

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●登山日:2000年8月12日(土)・晴れ、くもり
(夜行の列車とバスを乗り継いで北沢峠へ早朝着。シラビソの原生林の登山道を爽やかな空気を胸いっぱいに吸い込みながら登山開始。途中、ときどき北岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳の険しい山容を眺めながら、足下にはたくさんの花を見ながらの楽しい登山でした。あいにく頂上ではガスが晴れずに周囲の見晴らしは楽しめませんでした。何カ所もお花畑状態の斜面があり、クサリ場やガレ場などの危険ヶ所も1つもなく、全体がたおやかな感じの山で、もう一度登ってみたい山でした。帰路、甲府市内の草津温泉(市中の銭湯ですが、実は温泉)で汗を流しました)


●同行者=3人
【8月11日(金)】
23:50 新宿発アルプス急行(ホームへ1時間前から並ぶ。先客各ドア10人程。25年前は「アルプス広場」で並んだ記憶があるのですが)

【8月12日(土)】
●タイム 6時間40分(休憩時間を除く)
2:08 甲府着
3:00 甲府駅前深夜バス発
(全員座れるように何台か発車。この日は4台(5台?)出ました。¥1,910/1人)
4:40 「広河原」着(しばらく待つ内に朝日に赤く染まる北岳が見え始めました。ここで登山計画書を記入したり、朝食を取る時間がたっぷりあります。鉄筋コンクリートのりっぱな建物があり、水洗トイレも整っています。マイカーでもここまで入れますが、ここから北沢峠へは全員村営バスに乗り換えます。)
6:30 広河原発の村営ミニバス(南アルプススーパー林道の細い道を急峻な谷底を眺めながら結構なスピードで走ります。¥750/1人)
6:50 「北沢峠」着(ここにもバス停脇にりっぱな水洗トイレがあります)
7:10 北沢峠発
9:25 「大滝頭」着(20人位座れるちょっとした広場。見晴らしはあまり良くない。ちょっと軽食。)
9:55 大滝頭発。
11:10 小仙丈ヶ岳
(途中昼食)
13:45 仙丈ヶ岳
15:30 「馬の背ヒュッテ」着(3階建てのログハウス。この日はタタミ1畳に2人ほど。お盆休み中なのでもっと混雑することを覚悟していたので、ほっと一安心。夜はカレーライス。朝食はサケ弁当。\7,000/1人)

【8月13日(日)】
●タイム 2時間15分(休憩時間を除く)
6:50 馬の背ヒュッテ発
7:50 大滝頭
(以下、初日の往路を下る)

お花畑



鋸岳




仙丈ヶ岳




広河原の早朝・
朝日に赤く映える「北岳」

ヤグルマソウ


ミネウスユキソウ

チシマギキョウ



トウヤクリンドウ

会津駒ガ岳(あいずこまがたけ) 2,133m

(福島県南会津郡檜枝岐村)

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●登山日:2000年10月8日(日)・晴れ
(伊勢崎を早朝4:00出発。足尾から日光を抜けて鬼怒川、川治を通り桧枝岐に到着。所要時間3:30分。林道を車で登って行けるのかわからなかったので、国道352号脇の村営駐車場に停める。下のほうはまだ紅葉には早かったが、7号目当たりから上はちょうど見頃。八号目当たりまで、登山道からの見晴らしはあまり良くないが、その分、上へ登ってからの感動が大きい。登りはただひたすら登るだけで、途中平らな所や下りは1ヵ所もない。最初の内ちょっと勾配がきついが、全体的には登りやすい山だ。とにかく頂上近辺のなだらかな山容と周囲の山々の眺望が素晴らしい)

●同行者=3人

●タイム 6時間30分(休憩時間を除く)
8:00 国道脇の駐車場(国道脇の登山入り口から林道をさらに登って駐車することも可。そうすれば30分短縮できます。)
8:30 木製階段登山口(この脇にも駐車可。林道脇に全体で50台以上は大丈夫でしょう。ただし、この日はこの時間ですべて満杯状態でした)

10:00 水場(実際の水場は登山道を3分下る)
11:40 駒の小屋・着(小屋の前に2ヵ所休憩用テーブル、ベンチあり。トイレもあり。駒の大池も小屋の前。三角屋根のログ製小屋は宿泊可。中は清潔)
12:40 駒の小屋・発(駒の小屋手前から山頂にかけての登山道は木道を歩く。見晴らし最高。南西には燧ケ岳や至仏山、南東には男体山や日光白根がよく見える。中でも燧ケ岳は際立っている)
12:55 会津駒ケ岳山頂・着(山頂は狭くて見晴らしも悪い)
13:10 山頂発。
13:15 中門岳への分岐
13:35 駒の小屋
14:40 水場
15:45 木製階段登山口
16:15 駐車場着
(帰りに檜枝岐村の公衆浴場(温泉)に浸かる。大人¥500−)

ナナカマドの紅葉



草紅葉



草紅葉




紅葉

紅葉

リンドウ




燧(中)、至仏(右)




中門岳

会津駒〜中門岳

駒の小屋

駒の大池と会津駒ケ岳

駒の大池で咲くリンドウ

明神ケ岳(みょうじんがたけ) 1,169m

(神奈川県南足柄市、箱根町)

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●登山日:2001年4月7日(日)・晴
(太田市の運動公園を朝6:45に出発、ツアーのバスで東京を通り抜けて登山入り口の宮城野バス停へ10:40.前日に季節はずれに降った雪が富士山とその外輪山を真っ白に包み、春先ではあったが思わず雪山気分。
 気温が暖かったせいか雪はどんどん融けて、行きは雪道だったが帰りはグチャグチャ道。ツアーの事前の資料に「ハイキングコース・2時間」とあったためか、スニーカーかズック靴の参加者もいて、靴の中までグチャグチャで、途中の峠までで折り返した人たちも多く、30数人の参加者の内、頂上まで行ったのは12人でした)

●同行者=30数人・ツアー登山
●タイム 3時間20分(休憩を除く)
10:40 宮城野バス停
12:40 明神ケ岳・着
(なだらかで広広とした山頂。朝のうち、雲一つなかった富士山も、頂上へ着いた時には頭がすっぽりと雲の中。残念でした。)

13:10 明神ケ岳・発
14:35 宮城野バス停

バス停から5分の
登山入り口



頂上
(遠くに富士山)

尾根の広広とした道

頂上から南面

頂上・登山者がいっぱい

筑波山(つくばさん) 877m

(茨城県つくば市)

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●登山日:2001年5月12日(日)・晴
(伊勢崎を朝5:10に出発、筑波山神社の公営駐車場に7:00着。100キロ以上のドライブになるので道が空いている早朝に出発。朝の涼しい内に登山開始。登りは南面コースを取り筑波神社の西側からスタート。ほとんど見晴らしのない樹林帯の中を歩くが、前日に降った雨のせいか、歩いていてもそんなに暑くもならず、爽やかな空気を吸いながらの登山。登山道は公園の中のように整備されている。
 見晴らしのない登山道を歩いていて突然視界が開けた所が大広場の御幸ガ原。ここはケーブルカーの山頂駅にもなっていて、登山者以外の観光客も大勢。お土産屋が6、7軒。10分も歩けば男体山頂。
 御幸ガ原へ戻り反対方向の尾根伝いに10分歩いて女体山へ。女体山の見晴らしは巨岩の岩場で抜群。ここから下りに取った東面コースは岩がゴロゴロの道で、勾配も南面よりも急のような。このコースを小さな幼稚園児とそのお母さん達のグループが登って来たが、疲れたと言って泣いている子供やグズっている子供がちらほら。私らの目で見ても、この年令の子供達にはちょっとハード過ぎやしないかと心配。全員無事に頂上へ着いたろうか?
 標高こそ876mだが、関東平野からの登頂なので高低差としては結構あって、歩程時間も一回り5時間で、ハイキング気分では登れない。土曜日だったことと天気が良かったせいか、下り道では登りの人との道の譲り合いで立ち止まることがたびたびあった。人気の山なのでしょう)

●同行者=3人

●タイム 4時間20分(休憩を除く)
7:20 筑波山市営駐車場発(観光地に無料駐車場なので100台以上可)
7:40 筑波山神社(歴史を感じさせるりっぱな神社。神社への参拝者や観光客も大勢。神社の前にはホテルや土産物屋さんがたくさん。)
8:50 男女川(みなのがわ)源頭
9:25 御幸ガ原
9:40 男体山(男体山で軽食休憩、御幸が原で展望を楽しむ)
10:55 女体山
11:05〜11:45 東面コースの下りの途中(昼食休憩)
12:15 弁慶七戻石
13:10 筑波山神社

男体山


ヤマブキ草
(御幸ガ原)


大仏岩

男体山手前のブナ


スミレ


ニリン草

女体山

ガマ石

鳳凰三山(薬師、観音、地蔵) 2,841m

(山梨県南アルプス市・韮崎市・北杜市)

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●登山日:2001年7月27日(金)〜29(日)・くもり、晴

 (昨年の仙丈ケ岳に続く南アルプス登山。26日の夜行(急行アルプス)で甲府へ深夜2時に到着。タクシーで南アルプススーパー林道の夜叉神入口へ。ヘッドランプを着けて午前3時15分にスタート。夜叉神峠へ着く頃には夜も明け始め、夜叉神小屋で待望の朝食。小屋の前にはヤナギランホタルブクロが沢山。朝食を食べ過ぎたせいと寝不足のためか、朝の内はちょっとだるい。

 杖立峠と苺平の中間当たりで広々としたお花畑があり、ここから北岳、間ノ岳、農鳥岳も見え、東方には富士山も見えた。薬師岳から地蔵岳の間は雲上の砂浜と言った風情で、風化して細かくなった花崗岩がずっと登山道を埋め尽くし、また巨岩が重なり合い、それらの中にサクラソウに似たタカネノビランジが、道の脇にはキバナシャクナゲやハイマツがあり、実に楽しい稜線歩きだった。

 観音岳からは残念ながら雲が払われた北岳を見ることはできなかったが、360度の眺望は素晴らしかった。地蔵岳はオベリスクの一番上の巨岩の直下まで登ることができ、岩の隙間を通って一回りできる。クサリもハシゴもないが、岩のそこかしこに足を掛けられる場所があるので、落ち着いて登れば安全に登れる。

 地蔵岳からドンドコ沢のコースは途中に五色ノ滝、南精進ケ滝他いくつかの滝があり、どの滝にも圧倒される。ただ、このコースは長いのと急勾配なので、上りには使いたくない。

●同行者=3人
●タイム(休憩を除く)初日:7時間30分 2日目:7時間00分
【初日】
3:15 夜叉神峠入り口
4:40/5:40 夜叉神峠(あいにくガスっていて、眺望なし。ここで朝食)
7:20/7:40 杖立峠
8:50/9:20 お花畑(ホタルブクロ、ショウマ、ミネウスユキソウ、ヤマハハコ、その他多くの花が可愛いかった)
9:50 苺平(シラビソの樹林帯の中の薄暗い場所で、名前から予想していたイメージとちょっと違った)
10:45/12:10 南御室小屋(きちんとした小屋。トイレも簡易水洗。凍るように冷たい水が美味い。薬師小屋の宿泊はここで確認)
14:00 薬師小屋(砂払い岳と薬師岳の間にある平屋の小屋。自炊もできる。1畳に2人)

【2日目】
6:30 薬師小屋
7:15/7:35 観音岳
8:55 アカヌケ沢頭(ここで稜線とお別れ)
9:05 賽ノ河原
<地蔵岳往復>
10:10/10:30 鳳凰小屋(水がおいしい)
11:15/12:30 五色ノ滝(3段の滝で水量、高さとも圧倒される)
12:45 白糸の滝
14:20/14:40 南精進ケ滝(大岩の脇を通り、滝壷まで下りると眼前の滝が大迫力で迫る。ただこの大岩を登る道がはっきりしていないのが残念)
16:10 青木鉱泉(明治時代のような日本家屋。巨木を利用した食堂や休憩所のテーブルが優しい。お風呂も清潔。きれいに拭き掃除が行き渡り、そこかしこに置かれた山野草の生け花が涼しい。12畳に4人で寝る贅沢)

【3日目】
9:00 青木鉱泉発(早朝朝風呂に入りさっぱりと。韮崎駅まではマイクロバスで。3日間、ほとんど同じコースを歩いていた町田の4人パーティーの人が宿に交渉してくれて、合計8人でマイクロバスをチャーター。一人1000円ちょっと。これってバスより安い?!)

夕日の北岳・間ノ岳・農鳥岳(砂払い岳から)

お花畑から間ノ岳、農鳥岳




雲海と日の出(砂払岳から)



クルマユリ



夜叉神峠のヤナギラン

薬師岳

お花畑とオベリスク(地蔵)

尾根道の奇岩


ミネウスユキソウ

シラビソの樹林帯




岩の間に咲く
タカネノビランジ

タカネノビランジとリンドウ



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