埼玉県深谷市の「榛(はん)の森公園」で河津桜が見ごろです。 榛(はん)の森公園は大中小、3つの小山で形成し、それぞれの小山はコッペパンのように細長く、傾斜はなだらかです。その中央と南側の小山で咲く河津桜。特に中央の小山では山全体を覆う圧倒的な本数の桜が咲いています。 訪れたのは2017年3月9日。青空が広がる暖かで穏やかな天気でした。中には満開を少し過ぎて、葉が出始めた木もありましたが、まだまだ蕾もたくさん付き、ちょうど見ごろを迎えています。 小山の裾には舗装された遊歩道が巡っています。山頂へは未舗装の小路が導いてくれますが、運動靴を履いて草の斜面を自由に登るのも楽しいことです。 公園の南辺には志戸(しど)川が流れ、公園の前で藤治(とうじ)川の水を集め、北へ向かって流れます。その流れは穏やかで、川の中には飛び石が布設され、歩いて渡ることができます。 小山の斜面を埋め尽くすように咲く河津桜。山の立体地形と2つの川の流れが、どの場所から眺めても様々な変化を創り出し、桜をより一層引き立てています。(2017/3/10 記) |
榛(はん)の森公園(埼玉県深谷市)で咲く河津桜(5分57秒)2017/3/9 榛(はん)の森公園で咲く河津桜 2017/3/9 榛(はん)の森公園で咲く河津桜 2017/3/9 榛(はん)の森公園で咲く河津桜 2017/3/9 志戸(しど)川。後方は上越新幹線。 2017/3/9 志戸(しど)川に設けられた踏み石。後方が榛(はん)の森公園。 2017/3/9 |
(c)Google Map。 「榛(はん)の森公園」地図 上空から見た 「榛(はん)の森公園」(Google航空写真に加筆) |
「榛(はん)の森整備促進協議会」会長・Mさんと偶然の出会い本日(2017/3/10)付けの”グッモーニン”から
昨日は伊勢崎市公園緑地課のKさんに教えていただいて、深谷市の「榛(はん)の森公園」へ河津桜見物に出かけて来ました。園内の様子を動画撮影している時に偶然に出会った年配の男性が、この公園の由来やら特徴などを色々と説明してくれ、案内までしてくれました。園の南を流れる志戸(しど)川や、近くの農道にヒガンバナやヤブカンゾウを植え、地元土木事務所に、川に架かる堰を緩勾配の石畳の斜路に造り直してもらったこと、左右岸を往来できるよう飛び石を造ってもらったこと、藤治(とうじ)川との合流部付近に人道橋の架設をお願いしていること、その橋もできれば吊り橋にしてもらいたいなど、現状や将来計画などを、止まることなくタップリと話してくれました。 名前を伺うとMさん。年齢は78歳。背が高くスマートで、スタスタと若々しく歩く姿は10歳は若く見えます。地元生まれで過去に多くの役に就いていたようですが、現在は老人会会長や「榛(はん)の森整備促進協議会」の会長さん。河津桜は本数も多く幹も太く、本日当サイト(当ページ)で紹介した通りに素晴らしいものですが、特筆すべきは、周辺の里山風景や2本の河川と園の地形が一体化して創り出す立体感と変化。 Mさんの話は続き、「宣伝不足でなかなか知られていないのが残念なんです。」とのこと。私も自己紹介し「伊勢崎のサイトなんですが紹介させてください」と伝えると「いい人に出会えて良かった」と気持ちのいいことを言ってくれました。いい人に出会えて良かったのは私の方でした。伊勢崎の「赤堀せせらぎ公園」の吊り橋の存在を伝えると、ぜひ見学に行きたいとのことでした。 |