Go!伊勢崎 男井戸(おいど)川調節池建設 [ 建設中の建物や施設 ]  [ Home ]




男井戸(おいど)川調節池建設

当ページ内→工事状況現況JR両毛線から下流の現況計画概要遺跡調査結果
別ページ→男井戸川調整池ビオトープ、アサザ|男井戸川改修工事(上流域、中流域、下流域
更新日:2015/8/5 写真下の日付は撮影日
 伊勢崎市の三和工業団地の北側に「書上(かきあげ)公園」があります。その園内の東端には「書上の水(男井戸)」と呼ばれる湧水池があります。三和工業団地造成に当たって、群馬県企業局が復元したものです。書上の水(男井戸)
 このページで紹介する男井戸川調節池から男井戸川の水源を辿って北上すると、北関東自動車道・伊勢崎ICのランプ部盛土内のトンネルへ入って行きます。ランプ部以降の水路がどのようになっているのか不明ですが、三和工業団地の北側の「書上公園」内にある「書上の水(男井戸)」に繋がるのでしょうか?
 残念ながら、伊勢崎ICができる前の川の様子は分かりませんが、以前、男井戸の東方にある「湧水・あまが池」で、池の近所の年配の方と立ち話をし、この2つの湧水が今よりも自然の姿で、水が滾々(こんこん)と湧き出ていた頃の様子を伺ったことがあるので、いつかまたそんな機会がありましたら、じっくりと話を伺って、ここで紹介します。
 話が本題から逸れましたが、男井戸と言うユニークな名称、また三和地区は古代佐位郡の交通の要衝として栄えた事、更に、豊城町の調節池建設地における遺跡調査結果によれば、古代の高度な技術による道路が検出されたとのことで、男井戸川が繋ぐ三和と豊城が、古代から道路でも繋がっていたのだろうと当時の様子に思いを馳せる事、建設工事以外に興味と好奇心をそそられるに十分なものがあります。(2009/7/10 記)

男井戸川調整池ビオトープ(Biotope)とアサザの生育記録
こちらのページへ移動しました(2015/8/5)




調整池・工事状況

▲ページTopへ

工事近況:2010/10/3

 実に9ヶ月半振りの現地報告です。広い面積の調整池や工業団地造成などは、建築構造物と異なりなかなか変化をお伝えし難く、何度も訪れていても紹介はついつい控え目になってしまいます。「目立つ建築」と「地味な土木」との差でしょうか。この9ヶ月半、調整池北東の隅に男井戸川からの取水用堰が築造され、また南端部には擁壁が施工され、西側の市道沿いには堤防が築かれました。南端部の擁壁は水路と一体化した構造ですが、水路の制御方法等はまだ見えて来ません。いつ訪れても水が溜まっているこの区域ですが、この日もまたタップリと溜まっていました。(2010/10/10 記)

男井戸川からの取水ヶ所

北端部から見る調整池全貌

西側の市道沿いに施工された堤
(南から北方)


中央区間から北側


西側の市道沿いに施工された堤
(南から北方)

男井戸川からの取水ヶ所に施工された堰

調整池南端部に施工された擁壁(北側の池側から)

調整池南端部に施工された
擁壁と一体の水路
後ろにJR両毛線

調整池南端部に施工された擁壁
(南側から)

工事案内

工事近況:2009/12/20

▲ページTopへ
 最初の紹介から5ケ月以上が経った現地では既に工事が発注(下記*)され、調整池内にいくつもの水路が掘削されていました。
 晴れが続き、降水量の少ないこの季節ですが、南側の低地部には水が溜まり、過去の洪水被害を想像させるような風景でした。(2009/12/28 記)



(*)
群馬県伊勢崎土木/2009/10/13/一級河川男井戸川補助公共広域河川改修事業調節池整備分割2号(電子)/伊勢崎市豊城町

群馬県伊勢崎土木/2009/10/13/一級河川男井戸川補助公共広域河川改修事業調節池整備分割1号/伊勢崎市豊城町

南北の区域を分ける道路

北側区域


北側区域の南東部
右端が男井戸川


北側区域の南東部に溜まる水

南の区域の最南端。右端が男井戸川

南の区域の最南端

南の区域の最南端から南を振り返れば
JR両毛線のレンガアーチ橋


JR両毛線が通過
動画でどうぞ(17秒)】
2009/12/5

2009年7月の状況

▲ページTopへ
 2009/7/4。遺跡調査を終え、梅雨の時期であることもあって、調節池建設地には水が溜まり、この地が過去において何回も洪水被害を発生せさせたであろう事を想像するに難くありませんでした。

 群馬建設新聞の2009/7/8付け紙面の記事によれば、『当初は今年度に埋蔵文化財調査を実施し、工事は来年度の予定だったが、前倒しして今年度に工事着手する。工事発注は下期に入ってからになる。』とのことで、今年度の下期には工事も始まりそうです。

 工事が始まった後には、建設の様子を適宜紹介したいと思いますが、それまでの間は、現況の様子などを紹介して参ります。(2009/7/10 記)

調節池建設地(goo航空写真を加工)

調節池建設地の脇を流れる現在の男井戸川。
左側の水溜りが調節池建設地。2009/7/4


男井戸川調節池建設地。南西側から北東側。
2009/7/4

現在の男井戸川。後方の盛土はJR両毛線。 2009/7/4

水が溜まった男井戸川調節池建設地。南から北方
2009/7/4

全国都市緑化フェアの協賛会場となった時の看板
2009/7/4

掲載日:2009/7/28 ▲ページTopへ

JR両毛線から下流の現況:2009/7/11

 男井戸川がJR両毛線の下をくぐるトンネルはレンガのアーチ。私が調べる範囲では、伊勢崎駅周辺のレンガアーチのトンネルは4ヵ所。赤坂川と平釜川、安堀町の用水、そしてこの豊城町のトンネルです。
 河川改修で消えてしまう存在なのか分かりませんが、今の内にたくさん撮影しておきましょう。

 JR両毛線をくぐった男井戸川は、粕川の合流地点へ向かって、住宅街の間を縫うように下って行きます。
 (2009/7/28 記)

JR両毛線のレンガアーチをくぐる男井戸川 2009/7/11

JR両毛線の南
2009/7/11


上諏訪町
2009/7/11

豊城町 2009/7/11

殖蓮中の東
2009/7/11

上諏訪町
2009/7/11

殖蓮第二小の北(上諏訪町)では
男井戸川(画像右側)の周囲に土嚢が積まれていました。
道路の冠水防止のためでしょう。 2009/7/11

粕川の合流地点の手前
2009/7/11

粕川の合流地点。 左:粕川、右:男井戸川
お椀を伏せたような形が面白い。
2009/7/11

合流地点の航空写真
 男井戸川と粕川の合流地点へは車では行けません。幅員の狭い農道があるので、農耕者や軽自動車ならば入れるでしょうが、粕川左岸のサイクリングロードを自転車か徒歩で行くのが一般的でしょう。サイクリングロード脇には、誰が植えたか、ハーブや白粉花、グラジオラス等が咲いています。合流地点のお椀を伏せたような形状がユニークです。(2009/7/28 記)


遺跡調査

▲ページTopへ
 工事に先立って、遺跡調査が行われました。2009/7/4、この日時点では調査を終えて遺構周辺は水溜りになっていました。遺跡調査の内容を群馬県庁と(財)群馬県埋蔵文化財調査事業団のサイトから一部抜粋して掲載しましたのでご参照ください。

2009/7/4

2009/7/4
この文章は下記サイトから抜粋引用しました。オリジナルページはこちら→ 大道西遺跡現地説明会(群馬県庁公式サイト)(リンク切れの場合にはご容赦ください)

伊勢崎市豊城町 大道西遺跡現地説明会

1 遺跡の概要

 大道西遺跡の発掘調査は、男井戸川河川改修事業の一環として遊水池建設工事に伴い、平成20年10月1日から財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団により実施している。調査地内には南流する男井戸川の旧流路が蛇行して検出されるとともに、ほぼ全面にわたって平安時代後期に降下した浅間B軽石が確認され、その下から同流路右岸(西岸)には水田が、同左岸(東岸)には畑が検出された。 そして、調査区の南部において古代佐位郡衙に通じる道路が検出され、注目される。

2.道路遺構の内容

(1)形状と規模

 古代の道路は昭和40〜50年代の”ほ場整備”以後に廃道となった殖蓮小学校方向に向かう道路の下に検出された。谷地部の約80bの間を東西方向に横断している。道路の盛り土の規模は下幅が6〜8b、高さは調査区の東端部で最も高く、約1.4bをはかり、西へ次第に低くなる。そして谷地を横断する道路は、自然河川が横切る場所で盛り土の道が途切れ、旧河川から橋の構造材らしい丸太材が姿を見せている。

(2)構造と構築方法

  道路は、黄色土と黒色土を何層にも薄くつき固めて縞状に重ねた“版築”と呼ばれる古代中国からもたらされた土木技術により築かれているものと考えられ、堅牢な路盤となっている。版築状の盛り土の基盤層は谷地の沼沢地環境で堆積した軟弱な黒色粘質土層で、版築状の盛り土の下端はこの黒色土層の上に直接築かれていて、その技術水準は高い。

(3)道路の造られた時代

 道路の築造時期は、版築状の盛り土の上に崩落土層を挟んで平安時代後期の浅間山火山灰の一次堆積層が見られること、また版築状の盛り土の崩落土に密着して奈良時代の須恵器が出土していることから、道路は奈良時代に築かれたものと想定される。

(4)どのような目的で造られたか

  道路遺構に見られる版築状の盛り土は、三軒屋遺跡の礎石建物の版築に準ずる高い技術によるものであり、道路は佐位郡衙(三軒屋遺跡)と東方の郡内外との間での情報伝達、物資輸送などの目的で、郡衙造営と一体になり、これに携わった技術者の手で造られたことが想定できる。

(5)歴史的意義  

  古代の道路は版築と呼ばれる古代寺院や官衙の建物の基礎の造成でみられる高度な土木技術によって築かれていると考えられ、古代佐位郡衙跡(三軒屋遺跡)の隣接地の谷地を横切って郡衙跡に向かって造られている。県内でもこれほどまでに古代道路の構築状況が明瞭に検出できた例は無く、古代地方行政機関の拠点である郡衙の地域の中でのあり方を具体的に示す事例として重要である。

3.現地説明会の開催

日時: 1月31日(土)10:00〜15:00
場所:伊勢崎市豊城町大道西遺跡(別添地図参照)
駐車場は遺跡の事務所用地にあるが、満車になった場合には隣接地の駐車場へ案内する。 

問い合わせ先

 財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団
 事務担当 調査研究グループ  原 雅信
 発掘担当 同 上佐藤明人
 事業団本部 0279−52−2511 

この文章は下記サイトから抜粋引用しました。オリジナルページはこちら→ 大道西遺跡(財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団)(リンク切れの場合にはご容赦ください)

大道西(おおみちにし)遺跡

調査場所

 伊勢崎市豊城町地内

調査期間

 平成21年4月1日〜平成21年6月30日

主な時代

 平安時代

遺跡の内容

 本遺跡は、男井戸湧水を水源とする男井戸川によって形成された幅およそ100mの谷地内に立地し、古代佐位郡の郡衙跡とされる三軒屋遺跡の東に隣接しています。昨年度の調査では、遺跡の南半分から奈良時代の道路跡、平安時代の水田跡、畑跡、水路跡などが検出されました。
 本年度は、引き続き遺跡の北半分を調査し、これまでに平安時代の水田跡、水路跡などを検出しています。
この水田跡は、浅間Bテフラ(As−B、1108年)により埋没したもので、それぞれの区画に、大きさや形状などについての統一性は認められませんでした。これは、この水田跡が狭い谷の地形に制約されていたためではないかと考えられます。
 浅間Bテフラ降下時の水路跡も2条、検出しました。これらの水路跡は、いずれも旧男井戸川と考えられる流路から分水しており、それぞれの分水地点からは、堰に使用されていたと思われる木材が多数出土しました。


計画概要

▲ページTopへ
※この文章は群馬県庁および県土整備局公式サイトの中から関連部分を抜粋して引用しました。

[男井戸川改修計画]

→この文章のオリジナルはこちら
(※上記サイトかダウンロードができない場合はこちらからどうぞ

 男井戸川は、伊勢崎市の宅地化の進む田園地帯を流れる河川であるが、未改修の用水河川であり、現況断面が狭小なため、小規模な出水でも河川周辺の住宅や道路、小学校 などで浸水被害が発生している。
 このため、河道拡幅と調節池を実施することにより、概ね10年に1回程度発生する と予想される洪水を安全に流下させる。
 本整備区間は市街地を流れることから、親水性を要する箇所は河岸勾配1:2.0を基本 に、芝付き護岸や隠し護岸等で整備する。また、川らしさの回復のため、河川が有している 自然の復元力を活用して実施可能な範囲で河床部を極力広く確保することに努める。なお、各横断面の河岸勾配については、箇所ごとの特性にあわせて定めることとし、地域住民との 協働により周辺の景観や生活環境との調和に配慮した整備をする。

 施工区間:粕川合流地点〜JR両毛線交差部上流
 延長L=1,890m
 整備内容:築堤工、護岸工、掘削工、調節池

計画図

[男井戸川調節池利活用検討委員会 やたっぽり通信 Vol.1]

→この文章のオリジナルはこちら(※上記サイトかダウンロードができない場合はこちらからどうぞ

 伊勢崎市街地を流れる男井戸川は、河道が狭く屈曲して流れている ため、ちょっとした夕立でも頻繁に溢水するなど周辺地域に多くの浸 水被害をもたらせています。こうした被害を軽減させるため、県では 平成12 年度より男井戸川改修事業に着手し、今年度はJR両毛線脇 に計画している「男井戸川調節池」の設計検討を行っています。
 調節池では、洪水時以外は水が入っていない状態にあるため、その 広大な敷地の利活用を図るこ とができます(次項参照)。
 そこで、今回、男井戸川調節池の有効的な利活用について、地域の皆さ まからご意見やアイディアを頂きながら設計検討を行うため、『男井戸川調 節池利活用検討委員会』が発足しました。
 この検討委員会は、来年3 月までに計3 回の開催を予定しています。皆 さまからいただくご意見をもとに、県が技術的・行政的な検証を加えた設 計案を検討し、3 月までには最終案を決定していく予定です。

【調節池とは】
 調節池とは、洪水時、河川の水位が一定以上になったとき に一時的に『池』に水を溜め込み、下流域での被害の軽減を 図るためのものです。川の水位が下がれば池に溜まった水は 徐々に排水され、もとの状態に戻ります。
 検討委員会では、水がない状態での池内の維持管理を踏ま えた利活用方策について、地域の皆さまと共に検討を行って いきます。

 発行/お問合せ先:群馬県中部県民局伊勢崎土木事務所(担当:工務第一係)
 〒372−0007 群馬県伊勢崎市安掘町247−1
 TEL:0270-25-4010(代) Fax:0270-21-1046
 発行:平成20年12月1日 群馬県中部県民局伊勢崎土木事務所




Site view counter since 2006/9/17



▲ページTopへ