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第4回 さかい・赤レンガ寄席 10/18(月)



掲載日:2010/10/20
 2010/10/18(月)の午後6時から、「さかい・赤レンガまつり実行委員会」主催で境駅前の天武・大ホールにおいて第四回「さかい・赤レンガ寄席」が開催されました。
 出演は六代目・古今亭今輔師匠。ゲスト出演は三遊亭右紋師匠。前座は瀧川鯉ちゃさんが務めました。
 この日、250人の席を埋めるお客さんが集まり、6時からの約2時間、爆笑に次ぐ爆笑の面白話に楽しいひと時を過ごしました。
 魚の名前の由来を屁理屈で説明する瀧川鯉ちゃさんの話、ゲスト出演の三遊亭右紋師匠の昭和30年代の子供たちの情景話、古今亭今輔師匠の同窓生達とのやり取りや勘違いが創り出す練りに練った落ちがある話等など、一般人が話したらきっと素通りされるに違いないような話でさえ、顔つきや身振り手振り、声のトーン、また絶妙な間の取り方で常に観客を笑いの態勢に引き込んでしまう噺家さん達、涙が出るほど笑い続けながらも、ただただ感服するばかりでした。(2010/10/20 記)
前座を務めたのは「瀧川鯉ちゃ」さん
魚の名前の由来を長〜い屁理屈をこねて話すご近所の物知り長老の噺でした。



瀧川鯉ちゃさん

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六代目・古今亭今輔師匠

 六代目今輔師匠の出身地は群馬県富岡市。
 地元の同窓生達との気が置けないやり取りや、ソバの勘定を誤魔化す「時ソバ」よろしく、友人に頼まれて買い物を付き合い、1個を値切った上に更に1個の代金で2つの桶(あれ?桶じゃなかったかな?)を買ってしまう噺、修業僧と一般人の勘違い問答が創り出す練りに練った噺などを、2回の高座に分けて話してくれました。
 話の内容はもちろん、身振りや手振り、顔の変化も面白く、時には一人二役のボケツッコミの漫才をしているようなアップテンポの場面もあったりと、聴く側もついつい身を乗り出してしまう動きのある噺でした。

 ※五代目・古今亭今輔は境町の出身です。この寄席の開催もそれが縁とのことです。






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六代目・古今亭今輔師匠。顔を見ているだけでも思わず笑ってしまいます。

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ゲスト出演は三遊亭右紋師匠

 右紋師匠は黙って座っただけで、思わず観客の顔が緩んでしまう風貌。
 右紋師匠は1948年生まれの団塊の世代。「お客さん達の中にも同じような年代の人がたくさんいるねぇ」とのんびりとホンワカと話しかけ、のっけから観客は右紋ワールドへ。
 昭和30年代の小学生たちの日常や運動会の話、近所の駄菓子屋で繰り広げられた悪ガキ達の世界、これらの情景をゆっくりとのんびりと話し、会場は和やかな笑いの世界へ引き込まれました。
 小学校の時に付けられたあだ名が「おやじ」。中学校へ行って、晴れて別のあだ名を付けられ喜んだら「おやじさん」と、「さん」が付いただけ。会場はドッと爆笑の渦。きっと皆さん、当時の師匠の顔を思い浮かべていたことでしょう。

右紋師匠の笑顔を見ているだけで、思わず心が和んでしまいます

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チラシ
 爆笑の内に、あっと言う間の2時間が過ぎました。
 私は今回は2回目。今年も境の斉藤まさる市議さんにお誘いをいただきまして、待ってましたとばかりに聴きに行きました。日常、誰はばかることなく大声で笑うことができる機会はありそうでなかなかありません。大げさでなく、この1年のストレスが吹っ飛んだ気分で、とても楽しい落語会でした。まさるさん、いつもありがとうございます。

 そして、波志江町までの帰路、「自分も日常あのような話し方ができれば、会話や人間関係も円滑になるだろうなぁ・・・」などとできもしない願望を胸にハンドルを握りました。
 いやぁ、落語って本当に面白いですねぇ。(2010/10/20 記)

チケット



会場を埋めるお客さんたち




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