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上武道路・渕名(ふちな)高架橋

徒歩見学会上部工事展示室訪問記下部工事盛土区間の工事設計概要と工事規模概要
境三ツ木高架橋〜大国神社東の四車線化
更新日:2012/10/9 写真下の日付は撮影日 [ 地図 ]
 伊勢崎市内を北西から南東方向に縦断する上武道路は、2009年3月中旬、境三ツ木高架橋の北側から大国神社東交差点北側までの四車線化が開通しました。(2009/7/15 記)

 その後、大国神社以北の渕名(ふちな)高架橋の四車線化が期待されていましたが、2009年7月、現地に高架橋下部工工事の現場事務所が建ち、工事が開始されました。工事は「下部その1工事」〜「下部その4工事」の4ブロックに分割され、工期は平成21年7月21日〜平成22年3月13日の8か月。(2010/5/12 記)

 2010年(平成22年)春、無事に下部工工事を終えた現地では、2010年11月、「上部その1工事」および「上部その2工事」が発注されました。(2011/2/22 記)

 2012年10月8日、渕名高架橋の開通に先だって、徒歩見学会が開催されました。(2012/10/9 記)

渕名高架橋・徒歩見学会

開通を目前に控えた上武道路・渕名高架橋を、地元の皆さんら総勢150人が渡る

掲載日:2012/10/9 ▲ページTopへ
 2012年10月8日、開通を目前に控えた上武道路・渕名高架橋を、地元の皆さん120人、および国土交通省や伊勢崎市、工事関係者ら30人の総勢150人が「渕名高架橋見学会」と称して渡り初めを行いました。

 この催し、国土交通省(*1)の協力により伊勢崎市が地元住民の皆さんを対象に主催したもので、午前10時に五十嵐伊勢崎市長の挨拶から始まり、国土交通省の近藤誠一郎さん(*2)の挨拶、工事会社からの工事概要説明を経て、地元住民の皆さんやスタッフらで早速に渡り初め開始です。

 今回の工事区間は渕名高架橋とその前後の盛土区間を含む全長1,148m。その熊谷側の盛土開始位置から歩き始め、前橋側の主要地方道前橋・館林線の立体交差点付近までを往復し、約2.3kmの徒歩見学会です。

 この日は爽やかな秋晴れ。山の上の僅かな雲を残し、見渡す限りの青空が広がる汗ばむほどの陽気。舗装を完了したばかりの真新しい路面の上を、赤城山や周囲の景色を楽しみながら、皆さんが思い思いのペースと思い思いの関心を胸に、ゆっくりのんびりと歩きました。行楽シーズンの秋、開通後には体験できない貴重な高架橋ハイキングでした。

 国土交通省によれば、この後、2012年10月17日に従前2車線(完成形では下り2車線)の外側車線と、今回の新設2車線(完成形では上り2車線)の外側車線を開通し、その後、従前2車線の内側壁高欄等の安全点検や補修工事を行った後に全4車線開通を行うとのことです。

 上武道路の伊勢崎市区間はここ渕名高架橋を除いて既に4車線化を完了し、今回の渕名高架橋の開通を待ち、伊勢崎区間は全区間4車線開通となります。私は伊勢崎市から案内をいただき、同行取材を行いましたのでここに紹介します。
(2012/10/9 記)

(*1)国土交通省 関東地方整備局 高崎河川国道事務所、(*2)同 副所長

事前予告になりますが、渕名高架橋を熊谷方面に向かった上武道路・安養寺跨道橋(太田市)の4車線開通も遠からずとのことです。追って現地の近況をお伝えします。
五十嵐伊勢崎市長や近藤国土交通省高崎河川国道事務所副所長さんの挨拶、工事全体説明

見学会開始です。手前は伊勢崎市や国土交通省、
工事会社関係の皆さん。
後方が見学会に参加した地元の皆さん 2012/10/8

五十嵐伊勢崎市長さんの挨拶 2012/10/8

工事の全体説明 2012/10/8

見学会に参加した地元の皆さん 2012/10/8


近藤国土交通省高崎河川国道事務所副所長さんの挨拶
2012/10/8
いよいよ徒歩見学会スタートです。集合場所から徒歩数分歩き、今回の工事区間の南端部に到着

側道を横断する参加者 2012/10/8

盛土区間の南端部から本線に入り、緩い勾配を登り・・・
2012/10/8

まずは、高架橋開始区間の南端部を目指します。 2012/10/8

高架橋区間の少し手前で更に簡単な説明を受けて・・・
2012/10/8

高架橋区間のウォーキング開始です。
2012/10/8

ほぼ中央付近を通過する参加者の皆さん。子供たちの方が歩くのが早い。 2012/10/8

早くも北端部の主要地方道前橋・館林線の立体交差点付近まで到着し、折り返す子供たち 2012/10/8


徒歩見学会終点の北端部(前橋側)
下を覗けば石積み擁壁や側道の状況を確認できます。
2012/10/8


見学会のために設けられた仮設トイレ 2012/10/8

北端部(前橋側)へ向かう参加者の皆さん。
はるか後方には雲を被った赤城山が薄らと見えます。
冬の北風が吹く晴れた日には
素晴らしい赤城山風景を眺めることができるでしょう。
2012/10/8


今回使用された照明はLEDとのこと。
長寿命が期待できます。 2012/10/8

徒歩見学を終えて戻って来る参加者の皆さん。お疲れ様でした。
手前の波目状の線は、高架橋と盛土区間との伸縮装置。 2012/10/8

私も貴重な体験ができ、このページの終了を飾るにこれ以上なく相応しい催しでした。
関係者の皆さん、ご苦労様でした、そして、ありがとうございました。(2012/10/8 記)


盛土区間の工事

掲載日:2012/9/3 ▲ページTopへ

渕名高架橋南北端の盛土区間工事


 2012年2月に上部工工事を竣工した「上武道路 渕名高架橋」は、その時点では南北端部の盛土区間が未施工だったため開通には至りませんでしたが、現在、その盛土区間の工事が進んでいます。


 現地に立つ工事案内によれば、施工者=株式会社 佐藤渡辺 関東支店、工期=平成24年(2012年)11月30日となっています。

 2008年9月から当工事区間の紹介を開始してちょうど4年が経ち、その間、橋脚工事、鋼上部工工事を経て、現在盛土工事が進み、いよいよ完成まで残すところ数ヶ月になりました。
 (2012/9/3 記)

渕名高架橋の北端側(渋川側)


側道通行止めと迂回路の案内
期間:H24/9/13〜H24/10/12
(一ヶ月間)
時間:21時〜6時(昼間は通行可)
2012/9/3



活躍中のロードローラー
2012/9/3


活躍中の
モーターグレーダー(左)と
パワーショベル(右)
2012/9/3



北端部の盛土工事区間で
南側から北方を見る
2012/9/3

北端部の分岐部。左車線は前館線への側道。
工事中の盛土部が完成時には上り2車線。
現在は完成時下り2車線を上下各1車線で供用中。
2012/9/3


工事中の盛土部 2012/9/3


工事中の盛土部 2012/9/3


工事中の盛土部(右手前)と渕名高架橋(左奥) 2012/9/3

渕名高架橋の南端側(熊谷側)


工事が進む上り線用2車線
2012/9/3


供用中の2車線(左)と
工事中の2車線(右)
2012/9/3


盛土区間の路肩部
2012/9/3

供用中の2車線(左)と工事中の2車線(右) 2012/9/3

南端部の分岐 2012/9/3
左2車線:完成時下り2車線(現在上下各1車線で供用中)
中央:工事中の2車線(完成時に上り2車線)
右:上り線用側道


鋼橋上部工事

掲載日:2012/2/13 ▲ページTopへ

完成した床版の上を歩く

 先週、「上武道路 渕名高架橋上部その2工事」の日本橋梁株式会社の現場事務所長の松田さんから嬉しいメールが届きました。渕名高架橋の現場作業を終了したのでお出でいただけますかとのメールです。

現場事務所と展示室
2012/2/11


 実は先月の1月31日、景観まちづくり表彰式・講演会に参加するために現渕名高架橋上り線を車で通過した時、気になったのは拡幅側の橋面の様子。後続車のスピードを気にしながら横目で眺めると、橋面の上で多くの人が行ったり来たりしていて、「え、もう床版の打設を終えたのかな?」、と心は疑問と好奇心で一杯になり、次回はいつ、どのポイントから見学しようかと早くも思索を練り始めていたところだったので、この上なくグッドタイミングなお誘いでした。早速に連絡を取り、先週末2月11日の土曜日に現場事務所を訪問しました。現場事務所にお邪魔したのは、昨年8月に展示室を訪問して以来です。

左から所長の松田さん
副所長の原田さん、
工事主任の益田さん
2012/2/11



 事務所では所長の松田さんと副所長の原田さん、工事主任の益田さんの3人が迎えてくれて、まずは事務所で工事中の苦労話や技術的な話を伺いました。
 施工に関する話題は実際に現場を監理したエンジニアでなければ語れないプロの世界の話で、橋梁設計を本業としながらも現場経験がない私にとって、どの話も尽きる事のない興味が湧き、話の後、何とも言えない爽やかな満足感が心を満たしてくれました。

 また、これら技術の話題の他に感銘を受けたのは、当現場では現場を技術監理するだけでなく、地元を始め社会との交流を促進するために、様々な取り組みを積極的に行い、社会資本整備を担当する建設業界を広く社会に理解してもらうための努力を行っていることで、私が昨年夏にお邪魔した展示室の設置もそのような方針の一環とのことです。現場展示室は現場の蓄積と共に徐々にアップグレードしているとのことで、昨夏、橋梁架設現場に展示室が設けられている事に感じた新鮮な驚きを再び新たにしました。
 昨年11月には、地元の伊勢崎市立境北中学校の生徒たちの総合学習「働くってどんなことだろう〜地域の方々から学ぶ」を受け入れ、生徒たちに現場を案内し、生徒たちの質問に答え、生徒たちが働く事に興味関心を示し、将来の行動に何らかの役に立てばと、惜しみない協力をしています。

 従来の建設現場においては、とかく地元周辺地域との間には厚い壁があって、私のような建設オタクを除けば、地元住民は建設現場は近付けない場所と言う先入観がありますが、日本橋梁さんのこのような取り組みは、その壁を外し、相互理解と相互協力の促進に必ずや貢献するものと確信しています。


橋面に昇るための高所作業車
2012/2/11

 事務所での話も尽きないまま、いよいよ完成した床版の上に上がることになりましたが、工事中の足場は既に全て撤去され、昇降用の階段も外されているので、高所作業車で上がる事に。若い時、施工中の斜張橋の塔の上や、建方中の鉄骨の梁の上なども歩いた経験があり、趣味の登山で痩せ尾根も普通に歩いていたので、高い所は全く平気なのですが、心配なのは当時に比べて20キロも増えた体重とつかえる腹。高所作業車の籠から出る時に自分の脚の短さに難儀しながら、籠から降りるとそこは完成した渕名高架橋の床版の上。「その1工区」と併せて約1.2kmの長さの真っ白なコンクリート床版です。

 そこに、松田さんと原田さん、益田さんの3人と私とのたった4人で立ち、「その2工区」の全長620mの床版の上を歩きながら、床版や地覆、壁高欄の仕上げのこと、車道部や壁高欄のジョイント部の構造などを見学させていただきました。


「Go!伊勢崎」開設以来6年目にして
本邦初公開の私こと管理人・丸男の
登場です。ん〜、足の短さが隠せない。
左は松田所長、右は原田副所長です。
2012/2/11
 床版の上を吹き抜ける上州名物空っ風は冷たく、その分、空は爽やかで赤城山始め周辺の山々は最高の展望でした。空っ風の方向が幸いにも橋軸方向だったため、架設中の風圧による横荷重が過大にならずに救われたことなどを伺いながら再び事務所に戻り、伊勢崎市の感想や皆さんの次の赴任先の話などを伺いました。
 伊勢崎市の夏は最高に暑くて、冬は最高に寒かったとのことです。地元民代表として私も納得。今年の冬は特に寒いです。また皆さんのラーメン行脚は昨年の夏以降更に増え、私も知らないお薦め店がたくさん増えていて、私もいつか訪れる楽しみが増えました。



 開通前の高架橋の床版の上にご案内いただくなど、予想もしていなかった貴重な体験で、この上なく光栄な事でした。ご配慮、ありがとうございました。竣工検査は予定より1ヶ月早い今月末とのことです。遠からず現場も引き上げることと思いますが、2月中はまだまだ寒い日が繰り返すと思います。皆さんには残りの期間も健康に留意され、次の赴任先でも活躍されんことをお祈りしています。(2012/2/13 記)


床版打設まで完了した「上武道路 渕名高架橋上部その2工事」の区間。
橋面に上がる前に、高所作業車を更に高く揚げていただき、空撮のような写真を撮りました。
後方には榛名山、小野子山、子持山、赤城山(左から)。2012/2/11

左側:現在の渕名高架橋。
(完成時には下り2車線)
右側:本工事の拡幅部。
(完成時には上り2車線)
2012/2/11


上部工事を終えた渕名高架橋。
橋面より更に高い位置から撮影。
残作業は基層舗装+表層舗装です。
はるか後方に横たわる赤城山。
2012/2/11

高所作業車を下から見上げると
流石に高い!
この籠に乗って橋面に昇りました。
2012/2/11

昨年のクリスマスシーズンには
桁の側面にクリスマスツリーの
イルミネーションが飾られ、
ややもすると排他的な工事現場が
周辺の人々に明るさを灯してくれました。
■伊勢崎市立境北中学校の生徒たちの総合学習・・・学習の記録学校からのお礼の手紙
展示室のパンフレット

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2012年元旦の現場

 2012/1/1、2012年元旦の上武道路・渕名高架橋の架設現場の状況です。前回から約3ヶ月の経過ですが、高架橋下を交差する県道や市道の位置と工区北端部寄りの一部を除き、桁を覆う足場が外れ、場所によっては道路端部のコンクリート製壁高欄も型枠が外れて姿を現し、下から見上げる範囲では桁架設は完了し、床版コンクリート打設や壁高欄の施工が進んでいると思われます。工期の3月30日まで残す所3ヶ月弱、いよいよこの春には4車線化した渕名高架橋の完成です。(2012/1/9 記)

太田県道との立体交差部 2012/1/1


工区の北端部寄り 2012/1/1

工区中間部。右後方には赤城山。
2012/1/1


工区中間部
壁高欄の施工も終えたようです。
2012/1/1

工区の北端部寄り 2012/1/1


工区中間部。桁の足場が外れ、壁高欄も完成しています。 2012/1/1


南端部寄り 2012/1/1

工区南端部
2012/1/1

桁の足場が外れ、
地覆の型枠が残っています。
2012/1/1

床版コンクリートの型枠が見えます。
左:既設高架橋 右;架設中の桁
2012/1/1

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 2011/9/25、前回から1ヶ月半振りの現地レポートです。桁据え付けは全区間で終了し、塗装工や足場撤去が進んでいました。

県道との立体交差部では、
桁足場に加えて落下防止のための
防護シートが全体を覆い、
ご覧のように大きな細工になります。
2011/9/25

区間中間部。足場が外れたスパンと残されたスパンが混じっています。
2011/9/25


工区南端部から少し北側。主桁の水平補剛材や垂直補剛材、
主桁を繋ぐ横支材との取り合い等が良く分かります。 2011/9/25

区間中間部。桁部分に足場が組まれています 2011/9/25


「上武道路渕名高架橋その1工事
工事のお知らせコミュニティーボード」
区間途中の高架橋下に掲示されています。
2011/9/25

区間中間部。桁全体を覆う足場。 2011/9/25


工区南端部付近では橋脚(支承部)の足場が残っていますが
桁の足場は外れました。
2011/9/25


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展示室訪問記

 2011/8/6
 前回からたった2週間振りの渕名高架橋・鋼橋上部工事の建設現場ですが、前回、その存在に気が付いた展示室のことが気になっていたので、出かけてみました。展示室のオープン時間が「平日10:00〜15:00」であることは承知していて、訪れたのは土曜日でしかも15:00少し前。半ば諦めて展示室を訪れると幸いにも開放していました。

 早速に室内に入ってみると、十分に効いたエアコンがサイクリングで汗に濡れた身体を心地良く冷やしてくれ、しかも冷たい水などのサービスが用意されています。それだけで既に快適に思っているところへ加えて、展示してあるパネルや模型などが興味をそそり、渕名高架橋に関する技術的な疑問を分かり易く解説してくれます。
 奥には大きなディスプレイがあって、鋼橋の製作や架設説明用の映像が流れ、テレビ番組を見ている感覚で理解することができます。これらの映像を眺め、パネルの説明を読み、模型で架設工法を理解したりしている内に、時間はとうに15:00を過ぎてしまい、工事会社の方に迷惑をかけても申し訳ないので外へ出ることに。

 外へ出ると、ちょうど現場事務所から工事会社の方が出て来たので、「『Go!伊勢崎』と言うホームページで市内の色々な建設現場を紹介している者です」と自己紹介すると、嬉しい事に当サイトの事を知っていてくれて、驚くほど嬉しかったのは、「この現場に赴任する前にネットで『渕名高架橋』を調べたら、真っ先に「Go!伊勢崎」が出て来ました。建設以外のページも色々と見させてもらっています」とのことで、サイト運営のエネルギをもらってしまいました。
 展示室のオープン時間の「平日」が土曜日も含むのか尋ねると、現場が動いている土曜日には展示室も明けているとのことでした。前回の土曜日は本当に久し振りに休んだ土曜日だったとのことです。

 この現場展示室を提供してくれているのは、大阪に本社を置く日本橋梁株式会社さん。この日行き会った若いお二人も関西からの赴任です。遠く離れた日本一暑い伊勢崎で、「上武道路 渕名高架橋上部その2工事」として3橋(4〜6号橋)の架設工事を日々監理監督しています。

 橋の技術的な話やら近隣のお薦めラーメン屋さんの話など、時を忘れて話に盛り上がりましたが、お二人の仕事の邪魔をしても申し訳ないので、程々にしてお暇することに。

 全長約1.2kmの渕名高架橋、J両毛線高架化工事以降、伊勢崎市周辺ではあまり見る事ができない大規模橋梁工事です。また、これだけ親切で立派な展示室を見る事も通常はありません。近隣住民の皆さんだけじゃなく、橋梁エンジニアの方や橋に興味をお持ちの方など、この絶好の機会に訪問して、鋼橋の架設についてちょっと勉強してみてはいかがでしょうか。場所は熊谷方面側道脇、日本橋梁株式会社さんの現場事務所敷地内にあります。
 ただ、くれぐれも現場の邪魔にならないようにご注意を。(2011/8/10 記)

上武道路 渕名高架橋上部その2工事」の内容(展示室に展示)

桁の吊り上げ作業中でした。
2011/8/6


桁を吊り上げているのは
オールテレーンクレーン。
265ton吊りの大型クレーンです。
色の配色も洒落ています。
2011/8/6

クレーンの全長と架設中の鋼桁
2011/8/6

太田県道を跨ぐ橋梁(北東側から) 2011/8/6



太田県道(手前の左右方向)交差点のすぐ南(北東側から)
2011/8/6

太田県道交差点の南から熊谷方面を見る 2011/8/6

端横桁の鉄筋コンクリート巻き立て
2011/8/6
 少数主桁形式では従来の多主桁型式や箱桁形式に比べると、主桁のねじり剛性が低く、そのために、端横桁に鉄筋コンクリート巻き立てを施して、ねじり剛性を上げるとのことです。

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展示室内の様子


工場製作編
2011/8/6

桁架設編
2011/8/6

合成床版製作編
2011/8/6

合成床版現場編
2011/8/6

鋼橋の製作架設に関するいくつかのDVDが用意されていて、ディスプレイに映されています。手前にはパンフレットや書籍、模型などが並べられています。この模型、現場事務所の方の手作りで、とても良くできていて驚きます。橋に対する愛情を感じました。2011/8/6

現場で活躍する数種類のクレーンの説明の
パンフレットが置かれています。私もいただいて来ました。
2011/8/6

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上武道路 渕名高架橋上部その1工事


その1工区とその2工区の境。
防護シートのタイプが異なるので、
工区境が一目瞭然です。
2011/8/6

オールテレーンクレーンが待機中
2011/8/6

ブームが納められていたので、この機会に1枚パチリ。今上映中の「トランスフォーマー」のように、カシャカシャっと分解組立を繰り返してロボットになるかも?
2011/8/6

「その1工事」区間の中央付近
(熊谷方向)
2011/8/6

「その1工事」区間の南端部付近(熊谷方向) 2011/8/6

「その1工事」区間の南端部から前橋方向 2011/8/6

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 2011/7/23
 前回から5週間振りの鋼橋上部工事の建設現場です。工区南北端付近の一部を除いた全区間で、既に桁が橋脚上に乗り、全面が防護シートに覆われて工事が進んでいます。桁連結や横桁・対傾構(たいけいこう)の取り付け、支承設置等が進んでいることと思います。
 今回気が付いたのですが、区間途中の側道脇にある現場事務所の敷地内に、一般見学者が自由に入れる展示室が設けられていました。仕事柄、事前に見学スケジュールを立てていただき、橋梁架設現場を見学したのは数十回に亘りますが、いつでも誰でも自由に入れる展示室を見たのは初めてのことです。公共事業に対する情報公開の新たな姿勢を感じました。展示室のオープン時間は平日10:00〜15:00です。
 県道291号の高架下交差点は平成23年8月23日、24日の両日、通行止めになるとこのとです。通行にはご注意を。
(2011/7/31 記)

大型クレーンが活躍(太田県道付近)
2011/7/23


南北端の一部を残して
ほぼ全区間で桁が乗っています。
2011/7/23

県道291号の高架下の交差点が
平成23年8月23日、24日の両日、
通行止めになるとのことです。
2011/7/23

前橋館林線(太田県道)上で進む桁架設 2011/7/23


桁下横断道路がある場所では、特に念入りな落下防止対策が取られています。
2011/7/23

区間途中の現場事務所の敷地に
展示室が設けられていました。
2011/7/23


展示室(上り線側道脇にあります)
2011/7/23

隣り合う連続桁の支承(ししょう)部
2011/7/23

中間支点部。垂直補剛材
2011/7/23

南端部付近 2011/7/23



南端の橋台部
桁高が端部に向かって絞られています。
(下記コメントもどうぞ)
2011/7/23
 板桁断面を決定する断面力は「曲げモーメント」と「せん断力」ですが、桁端支点がヒンジの場合には曲げモーメントは0で、せん断力のみが発生。桁部材(梁部材)は通常は曲げモーメントで断面が決まりますが、曲げモーメントが小さい場所では、桁高やフランジ部材の厚さや幅を絞り込む事があります。最近はコストを下げるために単純な構造の少数主桁が主流ですが、材料費に比べて人件費が安かった40年以上前の頃には、素直に曲げモーメントの大きさに対応した桁断面を決定する事が設計者の腕の見せ所でもありました。技術のノウハウも経済情勢によって変化を求められる例です。(2011/7/31 記)
 2011/6/15
 前回から4ヶ月振りの現地では上部工の桁架設が進んでいます。現場で構造形式を確認すると、鋼2主桁橋です。2主桁橋は合理的な構造形式として近年多く採用されています。(2011/6/21 記)

【少数主桁橋】

 2主桁橋のような少数主桁橋は、従来の多主桁橋と比較すると、材片数や溶接延長が少ないために、工場製作と現場施工の省力化を図ることができます(製作費で約15%低減)。また、塗装面積も少なくなるので維持管理費も低減できます。
 床版は支間が広いために、一般的にPC床版(プレストレストコンクリート床版)が使用されます。

現地に立つ工事案内

桁連結部 2011/6/15



太田県道との交差部で進む桁架設。
通行車両は慎重に。
2011/6/15

上部工架設が進む現地。手前は待機するトラッククレーン車2台。 2011/6/15

2主桁の断面を見る事ができます。多主桁形式に比べて、桁高が高い。
上りの側道(熊谷方面)は7月8日から通行止めになるとのこと(cf.左下の写真)。
2011/6/15

現地に仮置きされた部材(対傾構?)
2011/6/15

側道(道熊谷方面)通行止めの案内
2011/6/15

一斉に進む桁架設 2011/6/15

工事発注内容
工事名 上武道路渕名高架橋上部その1工事 上武道路渕名高架橋上部その2工事
契約日 2010/11/25 2010/11/10
工種区分 鋼橋上部工事
入札業者名 日鉄トピーブリッジ(株) 日本橋梁(株)
落札金額(税抜き) 841,500,000 986,900,000


下部工事

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 2011/2/20
 上武道路渕名高架橋の建設現場では、昨年度末に下部工工事を完了後、次なる動きを確認できませんが、国土交通省のホームページを確認すると、昨年11月に既に上部工工事が発注されていました。全長1,100mを2工事に分割し、1つが日鉄トピーブリッジ(株)、もう1つが日本橋梁(株)が落札しています。合計18億2,840万円(税抜き)です。全長1,100mなので、単純計算では166万円/mとなります。
 上部工形式は鋼橋なので、現場作業が少なく、ギリギリ工場製作が進むと考えられますが、現場でまた新たな動きを確認した時点で次の紹介を行います。
(2011/2/22 記)

北端部の歩道脇に立つ工事案内板
[ 拡大 ] 2009/12/12
完成した下部工が上部工の施工を待っています

既に完了している下部工(橋脚)に
付けられた橋名板
右下の写真の黒い長方形の場所
2011/2/20

区間中央部付近 2011/2/20

南端部付近 2011/2/20

区間中央部付近 2011/2/20

南端部の橋台 2011/2/20

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 2010/5/9、平成22年度が明け1ヶ月が過ぎたこの日、上武道路渕名高架橋の下部工工事現場では全ての工事を無事に終えた様子で、T字型の張出し式橋脚が整然と並びその姿を現していました。
 国交省高崎河川国道事務所のホームページの2010年5月10日付け発表によれば、「国道17号・『上武道路』の早期全線開通に向け重点的に事業を推進する」とし、同日付けの記者発表資料(ホームページで公開)によれば、「平成22年度は、伊勢崎市境上渕名(渕名高架橋)の橋梁上部工工事を推進し、・・・」とのことです。(2010/5/12 記)

工区北端部の橋台を背面から

工区北端部の橋台を前面から

区間中間部

群馬県道291号境木島大間々線
との交差部

工区南端部の橋台

工区南端部の盛土区間

今回の高架橋区間を
工区南端部の盛土部から。
右後方は赤城山
 2010/2/28、1ヶ月前にはコンクリート打設中だったり型枠に覆われていた橋脚が、工区の南北端部を除いて全て型枠や足場が外れ、完成した姿を現していました。南端部の地上部とすり付ける盛り土区間では、斜面防護のブロック張り工事等も進んでいます。(2010/3/3 記)

工区北端部の現況(北側から)


工区北端部の橋台
後方の青色の桁は
現在供用中の渕名高架橋2車線


北端部を
前橋館林線との交差点の南から

左側:現在供用中の渕名高架橋2車線。 右側:完成した橋脚
最右端の道路:上り線側道

右側:完成した橋脚
左側:現在供用中の渕名高架橋2車線

工区南端部付近

工区南端部の橋台
後方は地上部とすり付けるための
盛土区間。斜面ブロック張りが進行中。

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 2010/1/24、前回から1ヵ月半が経った現地では、全ての型枠が外れた橋脚や鉄筋組立て中の橋脚、またコンクリート打設直前の橋脚と、場所によって進行状況は異なりますが、全工区で橋脚の施工が順次進んでいました。
 また、工区南端部の橋台とその南側の盛土区間においても作業が行われています。(2010/2/1 記)

南端部に立つ工事案内の大きな看板

区間南端部の橋台。この橋台は暫定形の時に施工されています。


区間南端部の盛土区間


区間南端部の盛土区間
(南側の既設区間から)


区間南端部(手前の道路は上り線側道)
(左側:既設区間、右後方:盛土区間)


区間南端部の少し南
現況(暫定形)の車線状況
左:暫定2車線(上下線)
右:施工中の高架橋2車線(上り線)


橋脚の部材名(イメージ図)

区間北端部(前橋館林線・通称太田県道)との立体交差部



区間中央部

区間中央部(鉄筋組立てが進行中)


区間中央部(様々な進行状況)


養生中の橋脚


コンクリート打設を待つ橋脚

区間北端部(前橋館林線・通称太田県道)との立体交差部


区間中央部(柱部材のコンクリート打設を終え梁部材の鉄筋組立てを待つ橋脚)


梁・柱ともに型枠が外れた橋脚
(区間中央部)
 2009/12/12、前回から3ヶ月が経過した現地の様子です。
 この間、現地を何度か訪れていますが、主に杭基礎の施工中だったため地上部での変化が少なく、なかなかお伝えする画像を撮影できませんでした。
 この日、全区間に渡って橋脚の施工が進み、フーチングや柱の鉄筋組立て、足場工設置作業等が行われていました。橋脚によってはフーチングのコンクリート打設も終了しています。(2009/12/26 記)
ほぼ全区間を動画で撮影しました

区間中央から北端部
動画でどうぞ


南端部から区間中央
動画でどうぞ


区間南端部付近で進む
橋脚の柱の鉄筋組立

区間南端部の盛土部で
土工作業が始まっています

区間中央部付近
既設の高架橋をトラックが通過中




区間中央部では
橋脚の足場工が進んでいます


既設高架橋をタンクローリーが通過中

区間中央部〜北端部で進む
橋脚のフーチングや柱の鉄筋組立


この橋脚はフーチングのコンクリート打設を終了しています。



組み立て中の橋脚の柱の主鉄筋が
真っ直ぐに伸びています

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 2009/9/13、渕名高架橋建設現場では区間全長に渡り高架橋予定地の整地を終え、一部の区間で杭基礎の打設が開始されていました。高架橋予定地東側の側道は交叉点の右折線が閉鎖され、敷地全域がフェンスで囲まれています。北方を向くと、区間のどの場所から撮影しても、はるか後方に赤城山が鎮座しています。

:今回の高架化区間
[ 拡大 ]

既設の高架橋の下に仮置きされた
杭基礎の鉄筋かご。
(鉄筋が円筒状に組まれたもの)

区間北端部付近
後方に前橋・館林線の交差点


区間中央付近(北部寄り)

荷役作業用クレーン

杭基礎用の地盤掘削

高架化予定地に鋼板が敷かれています
右端の車道は側道(閉鎖中)

区間中央付近(北部寄り)
後方に赤城山


ここにもクレーン


杭基礎用地盤掘削

区間南端部を北側から
右側は供用中の高架橋

区間中央付近
2009/7/11

渕名高架橋下部その3工事。
上武道路の側道脇に
宮下工業株式会社の現場事務所
が建ちました。
2009/7/11

渕名高架橋下部その3工事
2009/7/11


渕名高架橋下部その2工事
2009/7/11
渕名高架橋下部その1工事
2009/7/11

工事の看板 2009/7/11


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渕名高架橋の現況


太田県道の少し南
右側が現在の2車線
(暫定的に上り下りで1車線ずつ供用)
雑草が生えている場所が今回の
上り線用2車線分の高架橋位置
2008/9/14


北端部付近。
後方が太田県道との交差点
2008/9/14

県道291号付近 2008/9/14


雑草の生えている場所が高架橋位置
2008/9/14


2009年3月に開通した四車線化区間の北端部。後方が渕名高架橋
2009/3/8

高架橋南端部以南のボックスカルバート
工事概要を見るとこの区間はブロック積み擁壁のようです。
2008/9/14

高架橋南端部付近の逆T式橋台
工事概要を見ると、補強が必要。
2008/9/14

中央部分が今回の高架橋位置
2008/10/26

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設計の発注内容

公共調達の適正化について(平成18年8月25日付財計第2017号)に基づく競争入札に係る情報の公表
国土交通省・関東地方整備局のホームページから
工事名称 渕名高架橋(上り線)詳細設計
場所 自:群馬県伊勢崎市境下渕名 至:群馬県伊勢崎市三室町
種別 土木関係建設コンサルタント業務
発注者 高崎河川国道事務所
契約締結日 2009/1/20
受注者名 大日本コンサルタント(株)東京支社
契約金額 \156,975,000-

下部工工事の発注内容

工事件名 渕名高架橋
下部その1工事
渕名高架橋
下部その2工事
渕名高架橋
下部その3工事
渕名高架橋
下部その4工事
入札日 2009/03/09 2009/03/09 2009/03/09 2009/03/09
工事場所 伊勢崎市境下渕名 伊勢崎市境上渕名 伊勢崎市境上渕名 伊勢崎市三室町
受注者 田中建設 田中建設 宮下工業 佐田建設
契約金額 \141,200,000- \125,700,000- \142,000,000- \184,700,000-
工事概要 逆T式橋台補強工1基、
張出式橋脚8基、
場所打ち杭
(径1m)48本、
仮設工
張出式橋脚8基、
場所打ち杭
(径1m)46本、
仮設工
張出式橋脚8基、
場所打ち杭
(径1m)46本、
仮設工
逆T式橋台1基、
張出式橋脚8基、
場所打ち杭
(径1m)56本、
ブロック積み擁壁工
約410m2
掘削工約2,000m3
仮設工



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