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麦畑、田植え、初夏の花

麦畑伊勢崎市内の稲田田植え風景赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)金宝樹(ブラシの木)

更新日:2015/5/28

黄金色に染まる前橋みなみモール前

 2010年12月に第一期オープンしたパワーモール前橋みなみ(前橋みなみモール)。その後、2011年8月にはコストコ蔦屋書店がオープンし、現在もイケアなどが出店予定の西地区の開発が進んでいます。
 これら巨大モールとして拡大中の前橋みなみモールですが、モール開発以前の北関東道・前橋南IC周辺は広大な水田地帯でした。現在でもモール南側から東側にかけての下阿内町や力丸町、徳丸町には広大な水田が広がっています。モール南側に接する新堀町においても水田が広く残り、今、収穫を待つ麦が一帯を黄金色に染めています。モールからたった数百メートルの位置ですが、モールの賑わいとは別次元の静かな世界が広がっています。(2015/5/28 記)

前橋みなみモールの南側を黄金色に染める麦畑 2015/5/23

掲載日:2012/6/5 ▲ページTopへ

収穫前の麦畑は黄金色(こがねいろ)

 今年もまた、伊勢崎市やその周辺で麦の収穫期を迎えました。黄金色に染まる収穫直前の広大な麦畑は、見ているだけで気持ちが大らかになります。先日の2012年6月2日、「前橋みなみモール」へ出かけた途中、モールの東方に広がる前橋市徳丸町の麦畑に寄ってみると、今年もまた広大な麦畑が黄金色に染まっていました。この日、気温は暑いくらいの日でしたが、北関東自動車道のはるか後方に横たわる赤城山を確認できました。赤城山はいつでも見えるかと言うとそうでもなく、雨や曇りの日は当然ながら、晴れた日でも、初夏から晩夏までの暖かな日や湿気の多い日には薄らボンヤリとしか見えません。この日はちょっと得した気分でした。(2012/6/5 記)

前橋市徳丸町の麦畑。後方の緑は北関東自動車道。
そのはるか後方には赤城山。
2012/6/2

前橋市徳丸町の麦畑と北関東自動車道と赤城山
2012/6/2
 二毛作が行われる群馬県の中央部から南東部にかけて、梅雨が始まる5月末から6月中旬にかけて、麦畑が一面の黄金色に覆われます。特に伊勢崎市の田中島町や東西上之宮町前橋市の徳丸町や力丸町辺りは耕地整理を行い碁盤の目のように区切られた広大な面積が黄金色に染まり、この伸び伸びとした風景の中に身を置くと、気分は北海道になります。
 農地の中の道路は狭いためかほとんど車両も通過せず、誰もいない見渡す限りの一面の麦畑を楽しむ事ができます。今回紹介するのは前橋市の徳丸町や力丸町。この静けさの1キロ西側には今も開発が進む「前橋みなみモール」があります。(2011/6/14 記)

前橋市徳丸町の麦畑 2011/6/4

前橋市徳丸町の麦畑と農道。後方の緑は北関東道。
日によっては右後方に赤城山が見えます。
2011/6/4

前橋市徳丸町の麦畑。収穫にはもう少し。 2011/6/4


前橋市徳丸町の麦畑。そろそろ収穫?
後方のやや白みがかった区域は
ビール麦(二条大麦)のようです(*)。2010/6/12
 (*)この区域全体を見て「麦畑」とだけ紹介したところ、不安適中(?)、いつものように公園緑地課のKさんに色々と教えていただきました。この地区はビール麦の栽培が多い地区で、穂の色や形からすぐに識別できるとのことです。「麦畑」だけじゃ大雑把過ぎました。恥のついでに告白してしまうと、農家に生まれ育ちながらも、大麦と小麦の識別も頼りない丸男です。次回は穂のアップ写真を撮って来ます。(2011/6/17 記)

更新日:2011/6/17 ▲ページTopへ

赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)

 夏山登山が好きで山野草が好きな人ならば、きっと知ってるハクサンフウロ。そのハクサンフウロに似ている花を、北関東道の高架橋下で見つけました。場所は前橋市の駒形町。でも、ハクサンフウロの花弁が5枚なのに対してこちらは4枚。またハクサンフウロのギザギサの大きな葉っぱに比べて、こちらは細長い葉っぱ。しかも、標高100m辺りに咲くのでハクサンフウロじゃありませんが、それでも同様に可愛らしい花です。付近には少し群れて咲いていました。ちょっと嬉しい登山気分でした。(2011/6/14 記)

 この花、路傍の雑草の中にか弱く咲いていたので、さすがに公園緑地課のKさんも知らないだろうと、安心して(?)掲載しましたが、読みが甘かったです。本日、市役所へ寄った時、しっかりと資料を用意して待っていてくれました。Kさんも、「お〜、驚いた!今ちょうど電話しようと思ってたところです。今日は伝えたい事が盛りだくさんです」と。
 この花、「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」と言い、アカバナ科に属し、仲間にはオオマツヨイグサやヤナギランがあり、アメリカ大陸から明治期に渡来して野生化したとのことです。ちなみにハクサンフウロはフウロソウ科です。
(2011/6/17 記)


アカバナユウゲショウ(前橋市駒形町)
2011/6/4

前橋市駒形町で見つけたハクサンフウロに似た花。
2011/6/4


掲載日:2013/6/14 ▲ページTopへ

隣り合う収穫前の小麦畑と田植え風景

 毎年6月初旬から中旬にかけて、伊勢崎市や前橋市郊外の田園地帯で見られる、二毛作ならではの風景。伊勢崎市郊外の二毛作風景を紹介したのが4年前。今回は前橋市郊外の様子です。遠く赤城山を背景に広がる広大な田園地帯が、黄金色の小麦畑から黄緑色の稲田にお色直し中です。見渡す限り平らに見える田園地帯も、赤城山に向かって微妙に上り勾配になっていて、用水を流れる水の勢いとMBのペダルの重さがそのことを教えてくれます。
 カエルがグエグエッと鳴き、青大将が田植えを終えた水面をニョロニョロと渡り、それを脅すカラスが空を舞い、脅されてフリーズする青大将、そして刈りを終えた麦畑には畑にこぼれた麦粒を啄む鴨が群がり、そんな昔と変わらぬ郊外ののどかな風景でした。(2013/6/14 記)

田植えと収穫直前の小麦畑が隣り合う二毛作地帯(前橋市西大室町) 2013/6/8


こちらは同じ場所で田植えを終えたエリア(前橋市西大室町)。 2013/6/8

掲載日:2009/6/15 ▲ページTopへ
伊勢崎市の田植え風景
まずは、
皆さんはこの風景をどのようにご覧になりますか?


「『どう思うか?』って聞かれても・・・・、

別に普通の田植え時期の風景だけど」






それじゃ、これはどうですか?

「う〜ん、これだって、
普通の田植えの風景じゃないの?」

三和町 2009/6/21

三和町 2009/6/21

三和町 2009/6/21
よ〜し、じゃぁ、これは?



おっと、これは全く関係ない写真でした。

この二羽の白鷺、
よ〜く見ると、くちばしの色が違いますね。
親と子供でしょうか?



そう言えば・・・

人間世界で

「くちばしが黄色い内に生意気な事を言うな!」

なんて大人が偉そうに言う台詞がありますねぇ。
話を本題に戻しますが、
一番分かり易いのはこの写真でしょうか。
不思議でしょう。


え〜、これでもまだ意味が分からないって?

としたら、あなたは立派なイセサキニアン。

生粋の伊勢崎原人です。

小麦の収穫を終えた隣には苗代(なわしろ)(中町)
2009/6/13
 実はこの風景、二毛作ならではの風景で、全国の農地に共通ではありません。そして、刈り取った小麦の株が残っている田んぼの隣に、稲苗を植え終えた田んぼが隣り合うと言う、この時期だけの光景です。
 二毛作の地域としては、晩秋〜冬〜春に裏作として小麦を育てるので、積雪地や寒冷地は対象外になり、東北以北は外れます。また北陸地方も一般的には行われていないようです。山陰地方も日本海側の地域は外れるようです。概して、冬もそれほど寒くなく、雪も降らない場所だけのようです。
 それと二毛作は平坦地に適しているので、同じ群馬県内でも、北部の山岳地形には不向きです。子持村(現・渋川市)の知り合いが、この時期の伊勢崎の田んぼを見て「え〜?!、伊勢崎って田植えが遅いんですねぇ!」と驚いた話を思い出します。
 沼田辺りの田植えは5月の中〜下旬のようです。伊勢崎より約1ヶ月早い。と言うことは、渋川、沼田辺りは一毛作?(調査不足で実態は分かりません。同じ県内なのに・・・スミマセン)
・・・と、まぁ、これだけの話なんですが、日常の周囲の風景も、別の視線で見ると結構珍しかったり、貴重だったりすると言う、そんな話でした。
※二毛作 (にもうさく)とは、同じ耕地で一年に2種類の異なる作物を栽培することです。
 同じ作物を作る場合は二期作(にきさく)と言い、年に1回だけ作物を作ることは一毛作と言います。 




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ユル〜い話題ついでに、
この時期の風景を何枚か紹介します。

まずは畑で作る大型ロールキャベツ。

・・・じゃなくて、

刈り取った小麦の穂等をロール状に束ねたものです。

黒いビニールの物は良く見かけますが、
白は珍しかったので、撮影しました。


ピントが甘くてスミマセン。
(人間が甘いので・・・)





後方の円塔はあずまの水道タンク

西久保町 2009/6/21

ズームで撮ったので、あずまの水道タンクが近くに見えますが、
場所は西久保町です。 2009/6/21

この時期、水田周囲の用水は
水が溢れるほどに流れています。
触ってみると、結構冷たくて気持ちがいい。
なかには、↑のような立体的に交差する用水も。

(三和町)

規模が大きければ、熊本県にある
橋の中央から水が放流する、
石積みアーチの水路橋(*)のようです。
(残念ながら、規模が全く違いますが)
(*)通潤橋(つうじゅんきょう)

田植えを終え、静かな風景の稲田(国定町) 2009/6/21


田植えを待つ稲苗(五目牛町) 2009/6/21

田植えが用水の上流側から順次進んできます。 伊勢崎聖苑の南(波志江町) 2009/6/21


この真っ赤な花は何だんべ?!金宝樹(ブラシの木)

更新日:2012/6/5
 2012/6/3、伊勢崎市境島村公民館で開催された「ぐんま島村蚕種の会」の総会・講演会に出席した帰路、大通りから島小の方へ入って来ると、目の前の民家の庭に咲く真っ赤な花が目に飛び込んで来ました。遠目にはバラの花のようでしたが、近付いてみると猫じゃらしの大親分のような形をしています。過去には波志江沼北東の住宅街で見た事があるような、ないようなおぼろな記憶。気持ちは全くの初対面で、思わず写真に撮ってしまいました。ネットで調べてみると「金宝樹(キンポウジュ)、別名ブラシノキ(*)」のようです。ブラシの木とは、正にそのまんまの名前で覚え易くていいです。(2012/6/5 記)
 実は、恥を承知で告白しますと、この花の名前について、最初「キャットテール」と紹介してしまいました。花の形が似ていて、「背丈が低すぎるかな??」と疑問を持ちながらも、「えい、載せちゃえ!」とばかりに掲載したところ、掲載後数十分も経たない内に、私の花と樹木のお師匠さんである公園緑地課のKさんから電話をいただき、「この花は金宝樹です。以前、伊勢崎市でも無償配布したことがあります。でも、こんなに大きな金宝樹は珍しいです」とコメントをいただき、即座に訂正した次第です。キャットテールと掲載したままなら、もっと大恥をかくところでした。K大先生さま、毎度お世話になりました。
(*)学名:フトモモ科ブラシノキ属(カリステモン属)、半耐寒性常緑低木2〜5m、原産:オーストラリア

青空に映えて真っ赤に咲く金宝樹
2012/6/3

まるで猫じゃらしの大親分 2012/6/3




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