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いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト

蒸熱(じょうねつ)

経糸(たていと)の蒸熱緯糸(よこいと)の蒸熱
更新日:2016/8/6
 捺染(なっせん)を終えた糸は、一旦陰干しして染料の水分を除去します。色褪せを防ぐために直射日光には当てません。陰干しした糸は、その後続工程として蒸し機で蒸します。蒸す目的は染料を生糸に浸透させ、発色を促し、かつ染料を固着させるためです。この工程を蒸熱(じょうねつ)と呼んでいます。蒸し機は、蒸し室とボイラー、水を硬水から軟水に変える装置、燃料タンク、およびこれらをつなぐパイプ類で構成されています。現存して稼働する蒸し機は石井捺染さんのこの一台のみのようです。
 捺染後の糸を戸外に干した場合、気温や湿度、風によって乾燥し過ぎる場合があり、その場合には蒸熱前に霧を吹きかけます。これは蒸気が糸の間を通り易くするためです。蒸す温度は80度C程度。蒸し時間は経糸が1時間程度、緯糸が30分程度です。(2016/6/23 記)


蒸し機

ボイラー内部

蒸気が蒸し室の隙間から噴出している様子

経糸(たていと)の蒸熱

掲載日:2016/6/23 ▲ページTopへ
■日時:2016年(平成28年)3月16日。9:00〜
■場所:石井捺染さん(伊勢崎市)
■制作者:石井捺染さん(石井広美さん、茂夫さん)
■内容:捺染完了後の経糸を蒸熱
取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/6/23 記

掲載日:2016/6/23

経糸(たていと)の蒸熱

 捺染(なっせん)を終えた経糸(たていと)は、捺染台端部に設置された巻取台で箱に巻き取り、蒸し機で蒸します。


経糸(たていと)の蒸熱 2016/3/16(2分29秒)


蒸し室に入れた経糸(たていと)の束 2016/3/16

蒸熱を終えて蒸し室のドアを開けた直後 2016/3/16

蒸熱を終えた経糸(たていと)の束 2016/3/16

緯糸(よこいと)の蒸熱

掲載日:2016/8/6 ▲ページTopへ
■日時:2016年(平成28年)6月21日。13:30〜
■場所:石井捺染さん(伊勢崎市)
■制作者:石井捺染さん(石井広美さん、茂夫さん)
■内容:捺染完了後の緯糸を蒸熱

 蒸熱とは、捺染を終えた糸をスチームサウナのような高温蒸気の部屋に入れて、一定時間蒸す作業のことです。
 伊勢崎銘仙・併用絣の緯糸(よこいと)は緯糸巻き機を使用して緯板に巻き取り、捺染はその板の単位で行われます。捺染を終了すると緯板を取り外し、乾燥させた後、蒸熱します。
 今回の蒸し時間は30分。温度は80度。ちなみに今回の経糸(たていと)の蒸し時間は1時間でした。

 蒸熱の事前の乾燥は室内、室外で行われますが、銘仙生産の繁忙期には次々に捺染が行われたため、戸外で乾燥させることが多かったとのこと。乾燥し過ぎた場合には、蒸気が糸の間をよく通過するように霧を吹き付けてから蒸熱したとのことです。
 今回は、室内で乾燥させたため、緯糸の湿り具合がちょうど良く、霧吹きは行われませんでした。
取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/8/6 記

掲載日:2016/8/6

緯糸(よこいと)の蒸熱


緯糸(よこいと)の蒸熱 2016/6/21(3分3秒)

蒸熱の準備を行う石井広美さん、茂夫さん父子 2016/6/21

蒸熱を終えた緯糸の束 2016/6/21

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