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管理人のつぶやき

このページは掲示板「管理人の独り言」の番外編です。ご意見は「管理人の独り言」からお願いします。

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2008/11/27(木)

アメリカの貪欲な消費力が支えた世界経済?

 世界不況の話題がいつになっても消え去る様子がありません。こうも毎日不景気な話題が続くと気が滅入るばかりです。1929年に始まった世界恐慌以上の不景気に陥るとの予想も聞こえてきます。
 世界恐慌と言っても実体験はしていないので、教科書で習ったレベルのことしか分かりませんが、株価が暴落し多数の企業が倒産し失業者が街にあふれ・・・と、底の知れない暗いイメージを抱いています。
 今本当に知りたいのは世界的な不況の報道内容がどこまで真実であるのかと言うこと、そしてその多くが真実だったとしてそれを防ぐ対策はないのだろうかと言うことです。
 1929年の世界恐慌の時にはアメリカではニューディール政策で景気回復を図ったようですが、(またまた教科書レベルの知識ですが・・)今回も優秀な誰かがこの窮地を救ってくれないものでしょうか。
 ところで、先日テレビの経済番組でとてもショックなコメントを言っていました。それは

アメリカの貪欲な消費力で支えられてきた世界経済。借金大国、消費大国、それに支えられて来た世界経済。それが萎んだ今、世界が不況に陥っている。」

 大胆過ぎるくくり方かも知れませんが、非常に分かり易いコメントです。たしかにどんなに品質が良くて安い製品を作っても、それを消費してくれる人間がいなければ経済は成立しません。世界各国から借金をしてでも世界中の製品を消費し続けたアメリカ能天気でお気楽な国民性と言ってしまえば身も蓋もありませんが、世界経済がその消費力に支えられて来たと言われると、素直に納得してしまいます。そして、簡単過ぎる理屈がショックでもあります。

 番組ではこの事を裏付けるべく、日本もさることながら、韓国や中国、東南アジア諸国、アフリカ諸国、これらの国でアメリカへの輸出が減り、企業の倒産や失業者の増加を招いている実情も報道していました。
 若い時、マルクス、エンゲルスなどに触れて結局「経済は難解」と言う結論しか得られなかった経済の仕組み、これが何てことはなく「貪欲な消費力に支えられるのが経済」と言う単純な側面を持っている事、分かり易いと同時に情けなく、まただからこそ対策も考え易いのかと思っています。
 麻生首相の小遣いばら撒き作戦が消費の促進を図るのかは疑問ですが、経済が積極的な消費によって支えられるとするならば、不景気→買い控え→不景気の悪循環を停めるための消費の促進を図ると言う分かり易い方針が有効なのかと思っているところです。



 それとマスコミについてですが・・・
 ただただ不況、不況と連呼されると、マスコミに言われるまでもなく既に実感として不況を感じているところへ更に追い討ちを掛けられるようで撃沈状態です。全ての出口を塞いでしまうように不安を煽られると、「だから気をつけよう、頑張ろう」
と身を引き締める以前に希望が失われてしまいます


不況の中でもこんな所で頑張ってる
とか
こんな状況でも売れ続けている商品
と言うような元気を生み出す報道に接したいものです。


2008/11/20(木)

こんな所にもスマーク効果 ▲ページTopへ

こんな所にもスマーク効果
って一体どこに?

周辺に早くも何かの店ができたのかな?それとも近所の土地の価格が急騰でもしたのかな?
な〜んて、そんな生々しい話じゃなくて、このサイトでのことなんです。まずは下図を見てください。



 これは当サイトのトップページへの日々のユニークアクセス数です。

 土日のアクセス数が少ないことは毎週のことなのですが、10月の平均が384人だったのに、11月10日からアクセスが毎日400を超え、金土日と減ったもののいつもの土日ほどには減らずに、17日には500人、翌18日には559人になりました。そして、昨日の19日は572人。これって一体なぜ?

 そう、スマーク効果以外の何者でもないですよね。

 スマークのオープンの話題が広がるにつれ、ネットで「スマーク」を検索する人が増え、「Go!伊勢崎」のサイトを訪問する人が増えたと、こう言う流れです。
 下図は今日時点で、グーグルで「スマーク 伊勢崎」をキーワードに検索した結果で、21,100件のサイトが見つかった中で、当サイトがスマーク自身のサイトに次いで2番目に出てきます。



 当サイトでスマークを取り上げてから2年余り

 ただの水田地帯だった頃からこの度のオープンまで、振り返ればそれなりに感慨深い2年間ではありますが、自分で勝手に掲載し続けただけのことが、それが縁で今度は逆にこのサイトが元気付けられること、巨大事業と一個人が作るウェブサイトでは比較するにも桁が違い過ぎますが、世の中の「お互い様」の精神をつくづくと感じている次第です。

 肯定から入れば相手は近付き
 否定から入れば相手は遠のく

 当たり前のことかも知れませんが、そんな当たり前の事を2年の歳月が教えてくれました。
 ユニークユーザ数とは同じ方が1日に何回訪問しても1とカウントする方法で集計した数

2008/11/12(水)

交通路の変化と集落の盛衰 ▲ページTopへ

 私が今回の観覧車建設問題を語る時に基盤となっている考え方があります。それは
交通路の変化と集落の盛衰
と言う考えです。「変化」は「変遷」と、また「集落」は「都市」と置き換えることもできます。例えば「交通路の変遷と都市の盛衰」としても同じ意味です。

 難しい話ではなくて、簡単に言えば
交通路が整備された所は栄えて、そうでない場所は衰退する
 と言う意味で、都市の発展衰退過程で古今東西に渡り実証されてきたことです。私がこの言葉に最初に接したのは中学一年の時の社会科の授業で、今では故人となったS先生に教えてもらいました。
 授業では事例として松前町(北海道)と三厩村(みんまやむら:青森県)が挙げられました。この町と村は本州と北海道を繋ぐ最短距離に位置し、大きく栄えていたものの、青函連絡船の開通によって衰退したと言う例です。

 今ではこの考え方に対し、仕事柄、公共事業論等で肉付けはしていますが、原点的な意味と解釈は全く変わっていません
 江戸時代の東海道の沿線が港や宿場町を中心に栄え、東海道線ができて鉄道駅を中心に新たな都市ができたり再整備が行われ、地元伊勢崎市を見ても、駒形バイパスができ、周辺の区画整理が進み、連取町や宮子町が新たな市街地として生まれ変わり、国道17号が上武道路(国道17号バイパス)の開通後、熊谷〜高崎間の交通量が減って沿線が衰退したりと、事例は枚挙に暇がありません。
 古代シルクロードのオアシス都市として栄えた楼蘭が、その後衰退して砂漠の下に眠っていたことは冒険家や探検家、考古学者のロマンの的で、これはこれで知的好奇心を大きくくすぐる話ではありますが、現実の話題に戻ると、交通路の変遷はその後の都市の発展に重要な影響力を持ちます

 交通路の種類としては首都圏では鉄道やバス等の公共交通網の影響が大ですが、人口が少なく、車社会の地方では道路交通網がその中心的影響力を持っています。

 このように地方都市の発展基盤として道路交通網が存在する時に、今回の観覧車建設地は幹線道路網の要衝としてのポテンシャルを持っていて、しかも、その投資費用は北関東自動車道や上武道路、国道462号、北関東道の側道等、伊勢崎市の単独予算でなく国や県を主体とする広域圏の整備計画で長年月に渡り準備したものです。
 これら、国や県のバックアップを得て整備されつつある幹線道路網の真ん中今回の建設地が位置しています。

 観覧車その物は道路交通の円滑化を促進する訳でもなく、市の税収増を約束したものでもなく、観覧車以外の何者でもありませんが、家に例えるならば玄関、マンションやビルのエントランス、イベントのゲートのようなもので、「ここが玄関です」と周囲に周知せしめるための構造物と理解していました。



今回の観覧車建設に対しては、私が考える上記のような技術的な理由の他に、

・華蔵寺公園を昔の静かな公園(和風公園)に戻したい。
・華蔵寺公園一帯は風致地区として図書館を移設したり美術館を計画する等を考えたい。
・華蔵寺公園の現存観覧車は築後の老朽化が激しく保守費がかさんでいる。
・華蔵寺公園周辺は住宅密集地で駐車場増設に限界がある。
・波志江沼環境ふれあい公園とその周辺を新たなアミューズメント区域として計画したい。

等のプランがあったようで、これは私に取って非常に理解しやすく、自分の考えを更に補強してくれるものでした。
 今回、観覧車事業が中止にはなりましたが、今後、地方都市において車社会が存続し続けるならばかの地とその周辺が交通路のポテンシャルを利用して栄えて行くであろう事は過去の古今東西の事例が証明しています

 来週には、この地から直線距離で5キロ南東の地に大型ショッピングモールがオープンします。北関東道本線と側道、上武道路等の交通アクセスの利便性を見込んでの事業とのことです。この事業がこの周辺発展の1つの起爆剤として捉えることもできるでしょう。

 昨今の世界不況の下、この地の開発事業の話が再び起きるのがいつ頃のことなのか、またその事業主体が官庁なのか民間なのかも予想できませんが、それまで静かに見守りたいと思っています。

2008/11/5(水)

観覧車建設の責任問題について思うこと ▲ページTopへ


 昨日の議会運営委員会で、観覧車問題の責任問題について市長、副市長、教育長の3か月の給料月額を減額する条例案が提案されたとのことです。このことについて思うことがあります。

 2年前、観覧車建設の反対運動がエスカレートしていた時、重要な事がエキセントリックな勢いに押し流され、不本意な方向に展開してしまうような不安を感じたのですが、今回も「反対運動が果たして正義であったのか」と言う重要な検証課題を放置したまま責任問題等の話が進んでいることに、当時と同じような不安を感じています。反対派の人達の継続的な自信が、どのような根拠を拠り所としているのか掴めないでいます。

 当時を振り返ってみます。

 その頃、伊勢崎市の観覧車問題は市民だけに止まらず、ほとんどの中央のマスコミが取り上げ、結果的には反対署名運動と、その結果、総務省が合併特例債を適用できないと判断しましたが、当時、私は反対署名した人達何人かと話したことがあります。彼らの反対理由は
観覧車が2つも要らないから
不景気なのにハコ物行政はダメ
夕張市の二の舞になる
などと、ちょうどマスコミが挙って報道していた観点と同様な理由でした。中には、自分が反対なので子供たちにも名前を書かせたと言う人もいました。

その時に、
交通の要衝として変貌しつつある波志江沼周辺地域の地理的特徴
またそのことが今後の経済発展に寄与するであろう潜在力
観覧車はそのためのランドマーク的位置づけが強いなど
私が掴んでいた情報と考え方を説明すると、「だって、そう言う説明は誰からも聞かなかった。今頃そうやって説明されてももう署名してしまった」、「テレビじゃそんな事を言ってなかった」と言う人達がいました。
反対署名者の中にこのような人がどれだけの比率でいたのか不明ですが、今もって非常に気掛かりではあります。

 それは説明側の手順や本人の情報収集力など、物の本質の外回りの手順に関するものであって、時間を掛けて再準備すれば解決できることが多く、この事の不手際によって目的が達成できないとすれば、反対賛成に関わらず禍根を残すことになります。
 公共事業は「長期的に公の利に寄与する」事業で、地元住民の「総論賛成・各論反対」の反対運動は古今東西多くの事例がありますが、今回、かの地の近隣住民の戸数からしても、それが発端だったにしても、全国区レベルまでエスカレートしたのは、明らかに地元反対者以外の人達の活動やマスコミ報道の影響によるものです。

 ただ単にハコ物行政バッシングの論調で公共事業を糾弾するならば、事業を頓挫させたことによって得られなかった利益についても今この時期に謙虚に見直すべきではないでしょうか。

 国、県、市と巨額の投資で整備して来た幹線道路網と「波志江沼環境ふれあい公園」、古来より「交通路の変遷と都市の盛衰」とが密接であることは周知の事実ですが、その観点での高いポテンシャルを得たこの地に対し、建設反対だった人達はどのように理解し、今後の伊勢崎市の発展のためにどのように活かそうとしているのか、そのプランを伺ってみたいものです。



ところで・・・今回の責任問題の報道に触れて、上記とは別の観点で今後の市の行政や議員活動に対して非常に心配することがあります。それは、
この不景気な時期、お金の掛かる事業や反対者が出るであろう事業は
企画しない
推進しない
意見も言わない


いわゆる事なかれ主義で無難にこなす方が賢明であると言う風潮を助長しないかと言うことです。何もしなければ褒められもしませんが、責任も追求されません
 群馬県内のほとんどの自治体が人口減少に頭を抱える中、伊勢崎市のみ屈指の人口増です。それは伊勢崎が元気であり、住み易いと言うことの証明ではないでしょうか。伊勢崎市の地理的優位性も要因でしょうが、このような基盤づくりを推進した行政や政治の成果が大であることも明らかです。この流れが、余計な事はしない日和見主義的な自治体に変わってしまったとしたら、非常に残念で悲しいことです。



2008/10/23(木)

観覧車建設問題に思う ▲ページTopへ

 昨日、新聞各紙が一斉に「伊勢崎市の観覧車問題の解約金」の事を記事にしました。

 私は、観覧車問題は、当時の反対署名運動が、みのもんた流の「ハコ物行政バッシング」の流れに乗って過激に進展し、最後は中央のマスコミの的になり、最終的には、総務省が「住民反対運動が起きてる事業に合併特例債を適用できない」と難色を示し、伊勢崎市も断念したと理解しています。

 事業内容の説明責任やその時期と情報量、伝達方法等、市側にも不備があったと考えていますが、それらの不備は、新聞や市の公開情報を個人で調べても相当に補えた情報です。重要なことは、
交通の要衝に変貌しつつあったかの地に建設する
ランドマーク的存在の観覧車の意義を全市民が良く考えるべきだった
と言う事だと思います。


かの地を交通の要衝と考える理由を具体的に整理すれば、

■伊勢崎ICから至近距離
■波志江PAスマートICからは鼻の先
■北関東自動車道は(当時)太田まで延伸工事中
(現在は更に全線開通に向けて工事中)
■2車線+歩道付きの側道も太田まで整備中(現在は完成)
■高規格道路の上武道路と交差
(これも渋川までの延伸工事中)
■国道50号や462号からも車で数分の距離


これだけ幹線道路が集中しアクセスが便利な場所は県内外の地図を見渡しても少なく、その経済的発展に対する潜在力は計り知れません。しかも、これらの事業は伊勢崎市の予算だけでなく、国や県の予算で長期的展望で計画・実施されて来た事業です。観覧車建設問題が沸騰している時には、これらはまだ工事途中でその姿を見せていませんでしたが、既に計画は公になっていて、当時でも国や県庁、伊勢崎市のサイトや広報誌、新聞等で容易に入手できました。(このサイトでも関連ページにはいくつか紹介しました)

とても分かり易く言えば、車交通のターミナルに変貌中の場所でした。

この状況を理解したときに、これだけ稀有な地理的価値を有した場所に企業誘致や観光誘客のために、広告塔的な建造物を計画することはごく自然な発想だったと思っています。

 私は「波志江沼環境ふれあい公園」の工事中にはほぼ毎週のように訪れていて、私がカメラを持っていたためか散歩中の地元の人達に良く話しかけられました。反対運動が起きていたため、地元の皆さんも話しかけるのに疑心暗鬼のような雰囲気で「おたくは反対かい、賛成かい?」と前置きされましたが、話してみると皆さんが建設賛成でした。
と言うより、むしろ大きな期待を寄せていて、中には「波志江町のこの辺は、ずっと未開発だったので、冥途の土産に観覧車を見てみたい」と話すお年寄りもいました。

 ところで、昨日の新聞記事の中に、建設反対派の市民団体が更に市側の責任を追及するとの記事がありましたが、
反対団体がこの時点でもまだ「自分達が正義である」と言う強気なニュアンスを感じ、その真意を測りかねています。むしろ、あれから2年経った今、
あの反対運動の是非を冷静に評価すべきで、
建設を中止したことによって失った(得られなかった)経済効果が
いかほどのものなのかを議論すべきじゃないのかと思っています




先日、緑化フェア中の波志江沼を取材中に、
この辺に丸いものが建ってたらなぁ、
だだっ広いだけで何か物足りないんだよなぁ。
緑化フェアが終わったらただの公園だよなぁ

と来園者の中年男性がつぶやいているのを立ち聞きしてしまいました。率直な感想だったのでしょうが、多くの人の代弁をしていると思って聞いていました。



話が少し逸れますが・・・

 今、アメリカを震源とする世界的な不況の嵐が舞っていて、日本経済もその渦中にいます。その状況下でお金の掛かる事業が全て敬遠されていることは十分に理解できますが、必要なお金を生み出すためにも事業投資が必要なこともまた歴然とした事実です。家電や車の日本の基幹産業が、こぞって「不景気だからこそ研究開発投資に力を入れたい」と方針を語っています。

 また、昨晩の経済ニュース番組・WBSで、シルク・ド・ソレイユの紹介がありました。シルク・ド・ソレイユは昔の「サーカス」を総合エンターテイメントに仕上げたショーですが、その年間売上が750億円とのこと。21万都市・伊勢崎市の年間予算に近い数値です。ちなみにシルク・ド・ソレイユ東京のチケット代は7,800〜18,000円。

東京と伊勢崎市を単純に比較できませんが、
人間、いくら不景気だからと言って
毎日苦虫をつぶしたような不景気面をし、悲観的に過ごしている訳ではありません。
お金がなくても面白可笑しく、元気を生み出すエネルギ源は必要です。
趣味や娯楽、買い物、旅行やドライブ、食事・・・、回数や金額は減らしても
やっぱり生きて行く上で必要なことです。
逆にそれがなければ何のための人生かとも考えてしまいます。


 みのもんたさんはお金の掛かる事業を「ほっとけない!と声高に叫んでいれば視聴率を稼げて、高収入を得られるでしょうが、それが引き金で事業を潰され有形無形の利益を失った自治体や組織は大変です
 ある日、みのさんが、(事情を良く調べもせず無責任な発言をしていると)追及されたとき、「私は台本を読んでるだけですから」と言いましたが、その時の私の落胆はやり場のない情けなさでした。

 今回の観覧車問題は不況下における公共事業に対して事業者側や住民、市民が学ぶべき多くの課題を提供してくれました。今回の諸々の決着は一過性のもので、反対運動の是非についての評価は今後の歴史が答えを出すのかと思っています。



2008/10/16(木)

あなたは都市鉱山と言う言葉をご存知ですか? ▲ページTopへ

 9月26日、この「管理人の独り言」でも記事にした「電気・電子機器廃棄物は重要な資源」の中で、電気・電子廃棄物について
「お金を払えば処分してあげてもいいですよ」の時代から「無料で処分します」へ。そして、近い将来、「買い取りますから引き取らせてください」の時代がやって来るのかと思っています。
と書きましたが、何てことはない、既にその時代になっていました。本日、グーグルで検索してみると(左:検索キーワード 右:検索されたサイト数)

"買取" → 51,700,000サイト
"買取 パソコン" → 547,000サイト
"買取 家電" → 4,920,000サイト

と膨大な数のサイトが出て来ました。中には最適な買取サイトを調べるためのサイトなどもありました。リサイクル法が施行されてから家電やOA機器などが不要になった場合は処分費用がかかるのが相場と思っていた人が大半だと思います。
でも、その時流の中で
家電としては壊れたけど、この部品、丸々使えるんだよな〜
とか
これ、金属だけ抽出すれば結構価値があると思うんだけどな〜
でも、自分じゃどうすることもできないし〜
などと
価値がありそうな物をリサイクル代を払って処分してもらうことにちょっと複雑していた人が多いのではないですか?



ところで、
皆さんは都市鉱山(としこうざん)と言う言葉を聞いたことがありますか?

Wkipediaによれば
 都市鉱山(英語:urban mine)とは、都市でゴミとして大量に廃棄される家電製品などの中に存在する有用な資源(レアメタルなど)を鉱山に見立てたものである。そこから資源を再生し、有効活用しようというリサイクルの一環となる。地上資源の一つでもある。
と説明されています。

そしてWikipediaは更にこう続きます。
 都市鉱山という観点から見ると、日本は世界有数の資源大国である。独立行政法人 物質・材料研究機構が2008年1月11日に発表した数字によると、日本の都市鉱山に存在する金の総量は6,800トンで、これは全世界の現有埋蔵量の約16%にあたる。銀は60,000トンで、これは世界の埋蔵量の22%にもおよぶ。

全世界の現有埋蔵量の約16%の金が、そして約22%の銀が日本の廃棄物に入っている!

 数値の根拠を正確に確認した訳ではありませんが、つくば研究学園都市の国の研究機関が発表した数値です。
少なくとも外国の地下鉱脈から掘削した原石を輸入しなくても、産業廃棄物の中に膨大な量の金属が眠っていることは確かです。逆に輸出国にだってなれるかも知れません!だから、本当は家電やOA機器は使えなくなったからと言って、邪魔者どころか、価値があるものなんです。

処理費がかかる産業廃棄物か?
有価値な鉱石か?


買取企業の数の多さがその答えを出したようです。

2008/10/7(火)

都会のサラリーマンを伊勢崎に呼ぼう大作戦・第2弾! ▲ページTopへ

(管理台帳からプランの内容をイメージ)


 「都会のサラリーマンを伊勢崎に呼ぼう大作戦」の第2弾は、全く唐突ですが管理台帳!

 あれこれまとめ方を考えましたが、どんなプランも利用者があって初めて上手く行きます
 そこで、「利用者側が知りたい情報って何だろう?」と考え、パンフレットをイメージして色々な管理台帳を作ってみました。こんな資料がネットやパンフレットで配布できればいいのだろうなぁ・・・と思いつつ。
 内容や金額設定、全て管理人・丸男の独断と偏見によるプランです。叩き台になれば嬉しいです。農業は素人ですので、「オマエ、農業やったことあんのか?全然なっとらんぜ」と言うお叱りも大歓迎。「お〜、結構考えてるじゃん」と言う同調意見も大歓迎です。→意見はこちら
 それと、昨日、当サイトの常連のchanさんから、早速にグッドアイディアの提案がありまして、モチロン即採用。この資料のあちこちに反映させてもらいました。ご協力ありがとうございました。
 それでは、以下、各種管理台帳です。

1.貸したい、売りたい希望者リスト
(1)貸したい

地目 貸す期間 住所 地図 広さ トイレ 水道 駐車場 休憩所
簡易 水洗
3ヶ月単位 ■■町 □□m2 5台 テント、ベンチ
1年単位 ◆■町 ○□m2 10台 ログハウス
水田 1年単位 ●■町 □□m2 5台 近所に公園あり
ビニールハウス 6ヶ月単位 ■■町 □□m2 5台 テント


(2)売りたい

価格 住所 地図 広さ トイレ 水道 駐車場 休憩所
簡易 水洗
100万円 ■■町 □□m2
水田 500万円
ビニール
ハウス
200万円


2.農業指導、日常管理に手を貸せる人リスト

名前 得意分野
全部 ハウス野菜 路地野菜 水耕栽培 果樹 きのこ
伊勢崎太郎
いせさき花子
佐波三郎


3.借りたい、買いたい希望者リスト

希望地目 希望
コース
名前 希望する
広さ
トイレ 希望する設備 借りたい
買いたい
定住、永住
簡易 水洗 水道 駐車場 休憩所
頑張るぞ 東京花子 m2 2台 買いたい 希望有
水田 お楽しみ 埼玉次郎 m2 借りたい 多少は考慮
ビニールハウス ちょっと助けて 神奈川三郎 m2 2台 必須 借りたい なし。老後の趣味


4.希望コース(組み合わせ自由)

希望コース 最寄り駅
からの送迎
耕し 打肥追肥 植え付け 雑草取り 苗の
間引き
水撒き 消毒 収穫 アドバイス 収穫物宅配
頑張るぞ
ちょっと助けて
お楽しみ

  ○:本人 ■:お任せ

5.料金

項  目 内   容 金 額
借地料金 場所や期間によって設定
アドバイス料金 経験豊富な農家の方、農業指導者が直接指導 700〜1,000円/1時間
日常の管理料金 草むしりや水撒き、消毒(全て本人の希望による。完全放置農業、無農薬農業もOK。→ただし、近隣耕作地とのトラブルを避けるため場所限定) 内容により設定
700〜1,000円/1時間
農機具
レンタル
草刈り機、田植え機、耕運機、トラクタ、コンバイン、軽トラ、小道具(バケツや畦かき、スコップ、水ホース)、その他。 機械により設定
最寄り駅からの送迎 アドバイザや本会のスタッフが送迎。 ガソリン代+α
肥料、腐葉土 酪農家の協力で本会で有機肥料を作る。腐葉土も自家製。 会員特別価格
スペシャルコース(組み合わせ可能)
1日体験コース 会員でなくても、当日だけ旅行気分で参加できるコース。収穫物のおまけ付き。 10,000〜20,000円
たっぷり1日
お任せセット
最寄り駅からの送迎、その日の作業のアドバイス。作業補助、機械作業補助、現地で食べる手料理、全て込み込み 15,000円/1日
植え付け〜収穫セット 植え付けから収穫までの期間の管理、消毒、肥料代込み。 20万円/1期間
年間管理セット 年間の除草、消毒、追肥、その他管理。消毒、肥料代込み。 40万円/1年

 と言うことで、これらの肉付けはまた次回。アットランダムにアイディアが出た順序に、また皆さんのご意見が入り次第、適宜まとめます。実現するには、利用者、農家の皆さん、運営者・・・三者間の情報を上手に結びつけることができるシステム(会の組織やネット上のシステム)が必須ですね。


2008/10/5(日)

都会のサラリーマンを伊勢崎に呼ぼう大作戦 ▲ページTopへ
(まずは触りの部分)

首都圏では・・・・
団塊の世代を中心に定年退職を迎えるサラリーマンが増加。地方の企業に比べて退職金ガッポリ(ちょっと下品でスミマセン)

ところで定年退職後の第二の人生をどうしようか、生き甲斐も欲しいし、毎日趣味に明け暮れるのもちょっと・・・それに仕事人間だったので、そんなに趣味も豊富じゃないし。そうだ、元々田舎から東京へ出て来たんじゃないか、

田舎へ戻ろう!

田舎へ帰って農業体験をしてみよう。そう言えば、テレビの「田舎へ戻ろう」を見るたびに、「田舎の自給自足生活」を見るたびに田舎暮らしへ憧れていたんだ。
これからはスローテンポ自家製農産物を食べて、できれば誰かに食べてもらって、できれば販売なんかもしちゃって小遣いなんか稼いじゃって (おっと、ビジネスマン魂が出てしまった、いけねぇ、いけねぇ)

でも、毎週週末に通うとなると、東京からそんなに遠くなくて、気に入れば定住、永住も射程距離にしたいので、医療機関が充実していて老後の健康管理は安心したいし。そうだなぁ、東京から車か電車で1〜2時間の範囲がいいなぁ。



一方、伊勢崎市郊外の農業地帯では・・・

農業後継者が不足し、農業従事者も高齢化し、
私の住んでるH町辺りじゃ、農業従事者の平均年齢76歳。農作業するったって、労働力だけじゃなく、体力的にも大変

手入れが不足するから農地は荒れるし、ちょっと手を抜けば稲が雑草に隠れて見えない。それに、最近じゃ農業もほとんど機械化。借金して高い農機具をやっと買ったと思ったら、ローンを返済しきる頃には機械も壊れるし。トラクターと田植え機でベンツだって買えちゃう。コンバインなんか高くて手が出せない。だから稲刈りは機械も含めて人手頼り。でも、ホントはもう農業する体力、気力なし。だから休耕田も増えちゃうし、
世間の目は気になるし、借りてくれる人がいれば喜んでタダで貸しちゃう




そこで、そこで・・・これだけお膳立てが揃えば
もちろん両者のお見合い
伊勢崎には市民病院をはじめ、大きな病院が7つもあるし。

と言うことで、
都会のサラリーマンを伊勢崎に呼ぼう大作戦
まずは、イントロダクションを。肉付けはこれから。

◆ − ◆ − ◆

(今日、波志江沼環境ふれあい公園で
伊勢崎市役所のKさんと行き会い、
話が盛り上がったのが引き金になって上のような記事に。
気が付けば自転車に腰掛けたまま、2時間を超える立ち話でした。)


2008/10/2(木)

伊勢崎の生きる道(地方自治体の生き残り)

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 世の中の不景気が長引く昨今、企業や自治体、あるいは個人の家庭で緊縮財政を強いられ出費を抑える事が歓迎されています。
 事業者が高齢化して後継者がいない企業や跡取りがいない家業、または人口がどんどん減少して過疎化が進み、
将来に渡り収支予測が危険な自治体、このような場合には大きな出費を要する事業計画は採算性を十分に検討し、その結果によっては、計画を中止すべき場合もあると思いますが、未来永遠に存続しなければならない、あるいは存続したいと願う自治体や大企業等ならば、
全て緊縮と言う方針は、逆に命を縮める危険性があると考えます。
必要な事業は景気の状態に過敏に反応せずに長期的な視点で粛々と行うべきだと考えます。土壌にも肥料を与え続けなければ稲や野菜の収穫を期待できない道理です。

 必要な事業とは、大企業ならば新商品開発のための研究開発費
自治体に取っては企業誘致や人口増を促進するインフラ整備や様々な計画がこれに当たります。

 自治体が医療や福祉、教育、子育て支援を充実させる計画を立てると、まずは住民から大歓迎されますが、
その計画は予算を確保できて初めて実現できること。その予算は税収があって確保でき、地方交付税が減少する昨今、各自治体が自立して収支を考えなければなりません

 銚子市立病院が医師不足と収支が悪化して閉鎖に追い込まれた話題は耳に新しい出来事ですが、公立病院事業でさえ収支が悪ければ存続できません。
 税収を期待するならば商工業の企業進出が必須のことです。企業が進出すれば、法人税は企業の利益に依存するので確定的な期待ができないにしても、固定資産税は必ず期待でき、しかも個人レベルとは桁違いの税収です。
 企業に進出してもらうには工業団地の面的整備を行い、それらを幹線道路網で繋ぐことが必須で、時には税金面での優遇措置も必要です。

 その結果、企業からの税収増だけでなく、雇用が促進され、周辺には通勤者の住宅地が要求され、人口増も促進します。人口が増えれば個人からの住民税、都市計画税、固定資産税も期待できます。

 私が今更このように整理しなくても、東京、名古屋、大阪、福岡の大都市とこれらを中心とする東海や京葉、中京、阪神、北九州等の商工業エリアが栄えていることを考えれば自明のことです。

 実例として、伊勢崎にはスマークがこの11月にはオープンします。100,000uの商業地の固定資産税、
それと延べ面積110,000uの施設の固定資産税
は一体いくらになるのでしょう。家と土地を所有している人ならば、年度初めに届く自家の固定資産税から比較してみればオーダー的には掴めると思います。200uの土地に120uの家を標準とすれば、スマークは土地が500倍、家が917倍です。(他人の台所を勝手に詮索してスミマセン)
 取らぬ狸の皮算用じゃないですが、ここで余り露骨な計算をしても話が下世話になりますので皆さんが試算してみてください。

伊勢崎にはまた宮郷地区に約60ヘクタールの工業団地計画も進んでいます。噂では、60ヘクタールでも不足するかも知れない大企業からのオファーもあるようです。また、北関東自動車道の波志江PA周辺も、スマートインターや上武道路、側道の整備、波志江沼環境ふれあい公園等が整い、お膳立が揃って出番を待っています。

 ただ、これらの計画と農業振興対策とは必ずと言っていいほど相反するものがあるようなので、単純な展開が期待できるとは考えていませんが、
都市化整備を推進し、商工業化で自立しようとする自治体に取って、
インフラ整備が整った、あるいは将来的に期待できるエリアは、
それを大きな財産として活用しなければ宝の持ち腐れで、
将来に渡って大きな財源を失うことになると考えています





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