上武大橋架け替え工事(下部工) [ 伊勢崎市の道路建設橋梁 ]  [ Home ]



上武大橋架け替え工事(下部工)

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全体の工事風景(P10〜P12)A2橋台
別ページ→上部工工事A1橋台北側の道路工事現在(架け替え前)の上武大橋旧橋撤去工事
島村特集平塚公園|サイクリングロード(広瀬川早川)|平塚公園北側の道路
更新日:2014/12/13
 伊勢崎市で利根川を渡る橋は3橋あります。上流側から五料橋、坂東大橋、そしてここ上武大橋です。その上武大橋が平成21年度から架け替え工事を行っています。
 上武大橋は橋の北側が群馬県伊勢崎市境平塚、南側が埼玉県深谷市大字中瀬です。南側は深谷市ですが、南詰からすぐ西側には伊勢崎市境平塚境島村のそれぞれの南地区が広がり、利根川によって南北に分離された境平塚と境島村を繋ぐ橋でもあります。
 現在の橋梁は昭和9年に架設され、老朽化が著しく、また幅員が狭いために普通車両でも通過時には圧迫感を感じ、大型車両ではすれ違いが困難な状況です。昭和46年度から補修工事を行っているものの、今後は補修を行うよりも架け替えた方が経済的であるとの調査結果から架け替えを決定したとのことです。

 幅員を調べると現橋の有効幅員は5.5m。一方、現在の標準的な道路幅員は、大型車が混入する道路においては、2車線の場合、最低でも2車線×(路肩+車線)=2×(0.75m+3.25m)=8.0mは欲しいので、2.5m不足しています。
 ※道路の標準幅員は道路の等級によって異なります。詳しくは →道路の標準的な横断構成((社)日本道路協会)
 平成23年1月9日現在、2基の橋台と12基の橋脚のうち2基の橋脚工事を完了し、1基の橋脚の工事が進行中ですが、このページでは架け替え完了まで適宜現地の状況をお伝えして参ります。(2011/1/16 記)

■工事延長=1,620m
■橋梁区間 橋長=888m、有効幅員=11.25m
■車道幅員=66.5m、片側歩道
■形式=13径間連続鋼細幅箱桁橋
■架け替え完成=平成27年度(予定)
■現橋の撤去=平成29年度(予定)
■平塚境停車場線バイパス:平成24年度完成(予定)
※事業内容については主に埼玉県庁と群馬県庁の公式サイトを参照しました。両者で計画諸元に差異がありますが、現時点ではそのまま掲載します。(2011/1/16 記)

Google航空写真


2014年3月撮影(推定)
既に完成している2基の橋台と
10基の橋脚が写っています。

A1橋台工事

発注:埼玉県 県土整備部 熊谷県土整備事務所、施工:古郡建設株式会社

掲載日:2014/5/7 ▲ページTopへ

既に竣工したA1橋台(道路橋上流に架かる自歩道から)
2014/5/4

既に竣工したA1橋台(上武大橋左岸たもとから)
2014/5/4

地方特定道路(改築)整備工事(上武大橋下部工 P1、P2

発注:埼玉県 熊谷県土整備事務所、施工:古郡建設 株式会社

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 2011/11/13
 10ヶ月振りの現地レポートです。11月上旬に当サイトの掲示板に、「ふるさとの歌」さんから「上武大橋の群馬県側でも橋脚工事が始まったようです。」との書き込みをいただいたので、11月13日の境産業祭の日に、平塚の道路やこちらの現場まで足を伸ばし、一回りして来た次第です。
 現地に立つ工事案内によれば、群馬県側の橋脚P1とP2の施工です。施工業者は古郡(ふるごおり)建設株式会社さん、工期は2012年3月30日です。(右の写真をクリックすると工事案内を拡大表示できます)
 現地では上武ゴルフ場のカート用通路の切替えや作業ヤードの整地を終了し、生コンプラントの設置作業中でした。杭基礎用と思われる資機材が搬入されていましたが、詳細の施工内容は不明です。(2011/11/30 記)

施工現場を深谷側から
2011/11/13

クレーンの足下に仮置きされた
杭基礎用と思われる資材
2011/11/13

利根川の左岸堤防から眺めるP1,P2橋脚施工現場全景 2011/11/13

クレーン
2011/11/13

宇部三菱セメントの生コンプラント
2011/11/13

社会資本整備総合交付金(改築)工事(上武大橋下部工・P3橋脚

発注:埼玉県 熊谷県土整備事務所、施工:古郡建設 株式会社

掲載日:2013/5/9 ▲ページTopへ
 昨年2012年9月に着工した上武大橋P3橋脚の施工現場では、ニューマチックケーソン工法による基礎工の施工を終えた後、現在、橋脚躯体の施工が進んでいます。

 現場に立つと、型枠と足場工に覆われていて詳しくは確認できませんが、梁の張り出し部の鉄筋組み立てが未着手ながら、柱部分のコンクリート打設はほぼ終了しているようです。現地左岸堤防に立つ建築案内によれば、工期が3月29日から5月31日に延期されています。間もなく完成です。
 この完成により全12橋脚の内、2/3の8橋脚が完成し、残りは左右岸の橋台と橋脚4基となりました。ただ、残りの橋脚は利根川の流路内の施工になるので、これまでの橋脚に比べて基礎工施工が難しくなると思われます。
(2013/5/9 記)
橋脚工(P3)1基、ニューマチックケーソン基礎工1基
工事名 社会資本整備総合交付金(改築)工事(上武大橋下部工P3)
工事場所 主要地方道伊勢崎深谷線/群馬県伊勢崎市境平塚地内
発注者 埼玉県 県土整備部 熊谷県土整備事務所
工事期間 H24(2012)年9月21日〜H25(2013)年5月31日
工事概要 橋長L=888.0m、幅員W=11.0m、橋梁下部工、
橋脚工(P3)1基、ニューマチックケーソン基礎工1基(φ13.5m×8.5m、H=14.0m)

2012年3月に完成したP1とP2の南側で、工事が進むP3橋脚。右側は現橋。(北側から南方)
2013/4/27

2012年3月に完成したP2橋脚
2013/4/27



2012年3月に完成したP1橋脚 2013/4/27

型枠と足場工に覆われ詳しくは確認できませんが、
柱部分のコンクリート打設はほぼ終了しているようです。
2013/4/27


現在の上武大橋の下から望むP3橋脚施工風景
2013/4/27

2012年3月に完成したP1とP2。右側は現橋。(北側から南方) 2013/4/27

P4、P5橋脚工事

掲載日:2014/5/7 ▲ページTopへ
 P4とP5については、発注情報や施工位置による正確な確認は行っていません。また施工現場が低水路区域で、工事用道路以外は近付けないため、上流側の自歩道からの見学となりました。

足場工が進む橋脚。手前は現上武道路。 2014/5/4



自歩道から河川へ乗降する仮設工事用階段
2014/5/4

工事用に仮締め切りされた利根川。後方は広瀬川。
2014/5/4


自歩道から河川へ乗降する仮設工事用階段
2014/5/4

P6橋脚、P7橋脚工事

掲載日:2014/12/13 ▲ページTopへ
 2014年12月、上武大橋架け替えに伴う下部工新設工事の内、最後の2基となったP6、P7橋脚の施工が進んでいます。工期は来年5月31日。基礎工法はP9橋脚等でも採用されたニューマチックケーソン工法。2基とも低水路区域での施工です。
 P6、P7を除く9基の橋脚が、Google航空写真(2014年3月撮影(推定))に写っていました。当ページ上段に掲載しましたのでご覧ください。(2014/12/13 記)

社会資本整備総合交付金(改築)工事(上武大橋下部工)
発注者=埼玉県熊谷県土整備事務所
工期=平成27年(2015年)5月31日
落札日=2014年7月18日

右岸側橋台(A2)背面に立つ工法説明板 2014/12/3

P6橋脚工事看板
施工者=古郡株式会社

P7橋脚工事看板
施工者=小川・田部井特定建設工事共同企業体

左岸下流側から見る建設地。 2014/12/3

右岸下流側から見る建設地。 2014/12/3

右岸下流側から見る建設地(P5とP8の間)。 2014/12/3

左岸下流側から見る建設地。 2014/12/3

P6橋脚施工現場 2014/12/3

既に完成している前後の橋脚、P5とP8


P5橋脚 2014/12/3

P8橋脚 2014/12/3

社会資本整備総合交付金(改築)整備工事(上武大橋下部工 P9
発注:埼玉県 熊谷県土整備事務所、施工:小川工業 株式会社

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 2011/1/9
 平成21年度に2基の橋脚を完成させた後、しばらく動きがなかった現地では、新たにニューマチックケーソン工法による橋脚の施工が進んでいました。オープン掘削に対し、躯体下部に作業室を設け、その中に圧縮空気を送り込んで気圧を高く保ち、この圧力(圧気(あっき))によって水や泥の流入を防ぎながら掘削作業を行う工法がニューマチックケーソン工法ですが、伊勢崎周辺では普段なかなかお目にかかることが少ないこの基礎工法を現実に見ることができること、貴重なことと思います。(2011/1/17 記)

ニューマチックケーソン工法で施工が進む橋脚(側歩道側から)
手前は現在の上武大橋 2011/1/9


ニューマチックケーソン工法で施工が進む橋脚(南側河川敷から) 2011/1/9



ニューマチックケーソン工法で
施工が進む橋脚 2011/1/9



ニューマチックケーソン工法の説明板。
現場のすぐ前に立っています。
2011/1/9



現場事務所や完成した2基の橋脚。
最後方の緑の機械は
ニューマチックケーソン工法の機械
2011/1/9

工事案内。
今回の工期は平成23年3月31日
2011/1/9


施工を終えた橋脚(河川敷から)
2011/1/9

現在の上武大橋(左側)と
完成した2基の橋脚と現場事務所
2011/1/9

施工を終えた橋脚(河川敷から)
2011/1/9

社会資本整備総合交付金(改築)工事(上武大橋下部工・A2橋台

発注:埼玉県 熊谷県土整備事務所、施工:守屋八潮建設 株式会社

掲載日:2014/5/7 ▲ページTopへ
 世界遺産登録がほぼ確定した「富岡製糸場と絹産業遺産群」の一つ、伊勢崎市境島村の「田島弥平旧宅」。先日2014年5月4日、島村渡船に乗って利根川を渡り、田島弥平旧宅始め、周辺の養蚕農家群の中を散策し、島村の南隣の渋沢栄一翁生家の「中の家(なかんち)」を見学し、帰路はここ上武大橋を通過。
 最初から余談ですが、利根川水辺プラザ公園(利根川左岸・島村北向)〜島村渡船〜島村蚕のふるさと公園〜田島弥平旧宅案内所(伊勢崎市福祉交流館しまむら)〜田島弥平旧宅や周辺〜渋沢栄一生家〜上武大橋〜利根川水辺プラザ公園のコースはサイクリングにお薦めです。最短距離で12km、多少の寄り道をしても15km程度で楽しめます。健脚の人ならばウォーキングで汗を流すのも楽しいことと思います。田島弥平や富岡製糸場を語る時に、最も重要な人物、渋沢栄一翁の生家や記念館は島村からすぐ近くです。島村を訪れたならば、是非足を伸ばしてみてください。

 話を本題に戻し、ここ上武大橋架け替え工事現場では、現在、深谷市側(利根川右岸)のA2橋台の施工が進んでいます。伊勢崎市側の左岸堤防には既にA1橋台の施工を終了し、橋脚2基の施工が進んでいます。これら2脚はP4とP5のようですが、発注情報や施工位置による正確な確認は行っていません。
 また、A1橋台の北側には群馬県発注のボックスカルバートの施工が進んでいます。
 上武大橋の下部工施工も終盤となり、既設橋梁の下流に建つ橋台や橋脚の姿が目立つようになり、完成に対する利用者の期待が高まっていることと思います。同時に完成後には撤去される、重厚感タップリの現況の下路式鋼曲弦トラス橋の姿も見納めとなります。交通の歴史を刻む新旧の橋梁の姿を目と写真に留めておきたいと思っています。(2014/5/7 記)

道路橋上流に架かる自歩道から見るA2橋台施工状況
2014/5/4

現上武大橋右岸てもとから見るA2橋台施工状況
2014/5/4

上武大橋下部工工事・工事全体の状況

2014年7月の状況

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2012年7月20日の上武大橋下部工工事の状況(左岸堤防から) 2014/7/20

2014年5月の状況

掲載日:2014/5/7 ▲ページTopへ

施工が進むA2橋台と既に竣工した橋脚群(右岸堤防(深谷市)から左岸側(伊勢崎市)方向を見る) 2014/5/4

2012年8月の状況

掲載日:2012/8/29 ▲ページTopへ

右岸側5基、左岸側2基の橋脚の施工を終えた上武大橋架け替え工事現場(右岸下流側から) 2012/8/19
 2012/8/19
 平成23年度が明けてから4ヶ月半が経過したこの日、上武大橋架け替え工事の状況が気になっていたので、久々に出かけてみました。炎天下のサイクリングです。
 現在の上武大橋は車両用専用で、上流側に自歩道橋が架かっていますが、新橋は下流側なので、残念ながら自歩道橋からは手前の現橋に隠れて良く見えません。自転車で車両専用の現橋を渡る訳にも行かないので、取り敢えず右岸下流側から全体を撮ってみました。ご覧のように、右岸側の橋脚が5基(P8〜P12)完成し、左岸側は写真では良く見えませんが、2基(P1およびP2)が完成しています。
 現時点で未施工の下部工はA1、A2橋台とP3〜P7橋脚となりますが、今年度(平成24年度)分としてP3橋脚工事が発注されていますので、工事が始まった頃にまた掲載します。(2012/8/29 記)
直近の工事発注情報
橋脚工(P3)1基、ニューマチックケーソン基礎工1基
調達案件名称 社会資本整備総合交付金(改築)工事(上武大橋下部工P3)
入札方式 一般競争入札(ダイレクト入札)
案件場所 主要地方道伊勢崎深谷線/群馬県伊勢崎市境平塚地内
案件概要 橋長L=888.0m、幅員W=11.0m、橋梁下部工、
橋脚工(P3)1基、ニューマチックケーソン基礎工1基(φ13.5m×8.5m、H=14.0m)
公開日 2012/07/24
開札日 2012/08/24
部署名 埼玉県 総務部 入札執行課

右岸側5基、左岸側2基の橋脚の施工を終えた新・上武大橋 2012/8/19



現在の鋼トラス橋。手前は自歩道橋(鋼板桁橋)。(左岸堤防から)
2012/8/19

現橋の右岸下流側の親柱
2012/8/19

現橋の右岸下流側(深谷側)
2012/8/19

河川敷に水上ボートなどを楽しむ集団が集まっています。
2012/8/19

現在の自歩道橋(左)と上武大橋(右)
2012/8/19

上武大橋上流側の利根川の流れ
広々として、海のようです。
2012/8/19




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