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DIY紹介

サンデッキ(Sun Deck)

制作は簡単、必要なのは根気

掲載日:2017/10/8

サンデッキ・塗装でお化粧

 過日、当ページで紹介したサンデッキ未塗装の状態でした。先日、友人宅を訪れると、塗装が施されていました。色は地肌の木目を残した茶色系。少し光沢もあります。これが落ち着いていい雰囲気で、ベランダがより格調高くなりました。
 友人や家族からDIYを頼まれたとき、塗装は基本的に依頼者本人に任せています。色は各自の好みが異なるのが大きな理由ですが、依頼者自身が塗装工程を担当することで、製品に愛着が沸くことも期待できるからです。
 時には「適当な色を塗っといて」と任されますが、この「適当」の解釈が曲者(くせもの)です。「例えばどんな系統の色?」と確認すると、自分のイメージと全く異なった答えが返ってきて、「お〜、その色かぁ・・・」と、軽くたじろぎます。やっぱり、塗装は本人に任せた方が無難です。

 また、縁台やテーブル、椅子、フェンスなど、屋外で風雨に曝(さら)される製品は、塗料の仕様として、防蟻・防腐・防カビ・防藻等の対策成分が含まれていることが望ましいです。色も容器に貼られたサンプル色と実際に木材に塗装した色とで微妙に異なります。さらに、塗料の価格は木材価格に対して意外に高く、購入単位の容量が多ければ多いほど単価が下がります。最小容量と最大容量とで、単価が4倍、5倍異なる場合もあります。専門業者ならば、多種類の塗料を一斗缶(約18リットル)で購入してストックできるでしょうが、個人がDIYで使用する場合には一斗缶はちょっと多過ぎです。
 塗装面積も単純計算で面積集計しても、実際は重ね塗り、意図的なムラ塗りも行うので、目安でしかありません。また、アンティーク調塗装では、2,3色を重ね塗り、ボカシ塗りなども行います。
 これらのことを考えると、ホームセンターの塗料コーナーで悩むことは少なからずの体験。きっと塗装を任された本人も悩んでいることでしょう。
 今回、友人が塗装した色は、自分が任されたとしても選択したであろう色調だったので、嬉しくもあり、安心もしました。(2017/10/8 記)

塗装を施したサンデッキ

掲載日:2017/9/23
 今回のDIYはサンデッキ。友人からの依頼です。サイズは3.0m×1.5m。いつものDIYに比べてサイズは大きいながら構造は単純です。以前制作した縁台と基本構造は同じです。
 束と梁については同様な部材をいくつも加工して組立て、床板については同じ部材を34枚取り付けます。同じ作業の繰り返しが多いので、根気が必要です。
 木材同士は木工ボンドで接着し、更にネジ釘で締め付けましたが、その本数が飽きるほど多いです。例えば床板は1枚に付き8本なので、合計34枚×8本=272本。締め付け位置を罫書いて、ドリルで予備穴を開けてからネジ釘で締め付けました。材料がそれほど固くなかったので、予備穴を開ける必要はなかったかも知れません。
 部材は、できるだけ長尺を購入して板取りを行い、ホームセンターの工作室で加工してもらいました。ホームセンターで加工してもらえば、加工手間を省略できるだけでなく、ホームセンターの大型工作機械の方が、寸法や直角などの精度が高く得られます。
 制作日数は合計で2日半。内訳は・・・
■束の事前制作・・・・・暇に任せて合計で約1日
■梁の調達と加工・・・半日
■束と梁の連結・・・・・半日
■床板の取り付け・・・半日
 梁の調達と加工以降の工程は現場作業なので、友人に目一杯手伝ってもらいました。

 友人宅にはリビングの前にコンクリート床があって、リビングとコンクリート面との高低差は50cmほど。洗濯物干場や駐輪場など、多目的に使用するに十分な広さですが、リビングから段差50cmを一遍に降りるのは簡単ではありません。そこで当初作ったのが縁台。庭に出る時のステップとして、また庭で寛ぐ時のベンチとして役割を担いました。これが好評だったのか、もっと広いのが欲しいと次なる要望が出て、今回のサンデッキを作ることに。床面積は縁台の約6倍。ステップとベンチのほかに、どんな風に役立つでしょうか?天気のいい休日には、ランチやコーヒータイムにも役立ちそうです。(2017/9/23 記)

製作図

完成したサンデッキ


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束(支柱)の制作


(1)3タイプの束

(4)タイプa(a')とc(c')の部材加工

(2)束(タイプb)の制作

(3)束(タイプb)の制作

(5)タイプa(a')の制作

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サンデッキ・組立


(1)束を概略の位置に配置

(3)束と梁の部材

(6)縦方向の内梁を連結

(7)横方向の内梁を連結・完了

(9)床板を張って完成

(2)床板材の加工。3m材から切断。

(4)スライド丸ノコ。(株)パオック。SMS-190T

(5)外梁を連結

(8)横方向の内梁を連結

(10)完成

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材料

束(支柱)

88(*)×38×1820の2×4木材からカット。
必要本数=7本
(*)公称89mmですが、購入した材料を測定すると88mmが多かったので、88mmで計算しました。
タイプ 個数 部材
1個あたり 全個数
@ A B @ A B
a 6 1 1 6 6
a' 6 1 1 6 6
b 12 1 1 12 12
c 2 2 1 4 2
c' 2 2 1 4 2
合計 28個 - - - 12 32 16

88×38×3030の2×4木材からカット。必要本数=6本
個数
縦方向 2 3000
2 2924
横方向 2 1424
4 449
2 450

床板

88×19×3030の木材からカット。必要本数=17本
88×19×1500・・・34枚

束のタイプ。@〜B:部材番号。

 予算

本数 価格
(約)
合計
88×38×1820 7 \350 \2,450
88×38×3030 6 \650 \3,900
床板 88×19×3030 17 \550 \9,350
材料合計 \15,700
その他 ネジ釘(40mm、60mm)
木工ボンド、布ヤスリ、他
\1,000
合 計 \16,700

縁台


 最初に制作した縁台です。
 寸法はB×D×H=1602×500×250。サイズは小さいながら、基本構造は今回のサンデッキと同じなので、結果的にサンデッキの試作品となりました。




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